~ゆるゆると自分に甘い生活~

ざっくり生きててあわわな毎日。でも残りの人生シッカリ楽しむ。

アカデミー賞作品賞「コーダ あいのうた」

2022-04-25 20:28:25 | ライブ&映画
「CODA あいのうた」
先日のアカデミー賞で
作品賞、脚色賞、助演男優賞の三冠獲得

 *CODA(コーダ)とは Child of Deaf Adults の略語で
  聾の親を持つ子ども の意味

音の無い世界で生きる家族と、その家族を必死に支える少女
暗くなりがちなテーマだけど
笑いどころ満載で、明るく軽快なテンポで展開

家族愛、夫婦愛、兄弟愛、師弟愛
結局、すべてに愛が溢れていた

そして最後は
オーディションで披露した美しい歌に感動

誰かの歌声で
止められないほど
あんなに涙が出るのは久しぶり

ホントに心を揺らす歌だった


**********************

2015年公開の仏映画「エール!」の英語版リメイク

 父、母、兄の三人ともが聾者
 ただ一人健聴者の17歳の少女ルビー

 漁で家族を養う父と兄
 ルビーは通訳しながら漁を手伝う

 学校活動で偶然にも歌の才能を見出され
 その道に進む事を夢見るようになる

 ルビー不在では暮らせないという両親
 犠牲にならなくて良いという兄
 音楽学校を受験すべきという恩師
 
 自分の人生を生きたいと思う自分と
 家族を捨てる事はできない自分

 でもお互いを想うから
 そこに愛があるから
 離れても絆は強くなる

**********************


 
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「ゴヤの名画と優しい泥棒」

2022-03-16 21:03:25 | ライブ&映画
久しぶりに映画鑑賞。

「ゴヤの名画と優しい泥棒」
1961年、英国で起きた名画盗難事件の実話。

当時のイギリス政府が
名画「ウェリントン公爵」を14万ポンドで購入。
(14万ポンドは現在の3億円強)

それを知ったケンプトンは思う。
生活に困窮する国民、老人、弱者を救わずに名画を買うとは何事だ、と。
その大金で老人のBBC受信料を賄えるじゃないか、と。
(BBC受信料は事の発端)

裁判でのケンプトン、
ユーモア溢れる証言の中に正義と信念が見える。
聞く人の琴線に触れる。

そうして判決が下される。

********************


「私はあなた」「あなたは私」。
この世の生に違いは無い。
お互いを慈しみ、敬い、支えあう。

それこそが優しさなんだと、
そう思わせてくれる作品(事件)でした。





コメント (2)
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映画「MINAMATA ‐ミナマタ‐」

2021-10-06 21:07:45 | ライブ&映画
「ジョニー・デップが
 キャリアの全てをかけて伝える
 世界への警告と希望の光」

観て良かった、
知れて良かった、
と思った作品。

ジョニデはウィリー・ウォンカの時が好き。
でも、今回はもっともっとスゴい良い。

**********************

ジョニー・デップ制作/主演 「MINAMATA]

写真家ユージン・スミスの、
壮絶な人生の一コマ、
水俣病と闘った日々。

家族を守る、
子孫を守る、
町を守る、
困難な争いに立ち向かう人たちと共に、
カメラを武器に、
勇気と正義で闘った記録。

**********************

時代は1971年。

自分が小学生だった頃って、
日本はこんな国だったのか。

高度成長の陰で、
想像できない程の悲惨な出来事。

苦しむ人たち。

人間の尊厳ってなんだろう。

成功者がわがもの顔で、
まるで世界を征服したかのように、
人も地域も国をも牛耳ろうとしていたのか。

そして、
2021年の今もまだ、
苦しんでいる人がいる。

その事をジョニデが教えてくれた。









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映画「モロッコ、彼女たちの朝」

2021-09-20 20:25:09 | ライブ&映画
「モロッコ、彼女たちの朝」

映画を観たのは9月の始め。

そしてつい先日、
NHK「あさイチ」でこの映画が紹介されたのも観た。

ぁぁなるほど、
そういう事だったのね、
と教えられたりもした。
自分の理解力の乏しさを思い知る。

舞台は「モロッコ」
カサブランカのある国。
場所はココ↓



ヨーロッパが目と鼻の先、
とは言え、男尊女卑著しい国。
女性の地位が低い国。
未婚女性の妊娠は罰せられる国。


**********************
 未婚で身重のサビナ、
 夫を事故で亡くしたアブラ。

 未来に怯えるサビナ、
 過去に怯えるアブラ。

 アブラの娘がそんな孤独な二人の縁をつなぐ。

 パンを焼きながら、
 丁寧に暮らしながら、
 正直に真っすぐに相対し、
 お互いを少しずつ理解し、
 そして友情が生まれる。

 生まれる子の幸せを願うからこそ、
 サビナは育てる事を拒否する。
 お腹の子は愛おしい。
 間違いなく愛おしいのに。

 そして、
 生まれてもその決心は固い。
 母となる事を頑なに拒否する。

 結局、サビナはどうしたのか。

**********************

流れる音楽は無い。
聞こえるのは、
パンをこねる、焼く、息をつく。
話す、笑う、歌う。
足音、呼吸、ため息。

ごく自然に流れる生活音がBGMになっている。
だから余計に、
ジワジワとやわらかく心に染みてくるのかもしれない。


男女平等とかジェンダーレスとかいろいろありますが。
まだまだその域に到達できない世界もあるんだな、と。






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映画「ドライブ・マイ・カー(Drive My Car)」

2021-09-05 22:52:30 | ライブ&映画
カンヌ国際映画祭で脚本賞など4冠獲得。
(原作:村上春樹  脚本・監督:濱口竜介)

「悲しみと再生について描いた深い感動の物語」と絶賛。

さっそく鑑賞。
どれほど混んでるか、と思ったけれど。
観客は4人。

「キネマの神様」の方が人気、の現実。

**********************

波風たてず平穏に暮らしていた夫婦。
突然の妻の死で喪失感に苛まれる主人公“家福”。

2年後、愛車SAABと広島に向かう。
出会う人々が抱える個々の苦しみ悲しみ。

粛々と仕事を全うしようとする日々。

でも、
気づきがある。
葛藤がある。

家福が演出を手掛ける舞台はチェーホフの戯曲。
その稽古風景、セリフ、役者の佇まい。
全ての空間と流れる時間に深い意味がある。

SAABの専属ドライバーになった“みさき”が背負うもの。
自分は空っぽと言う役者“高槻”が譲れないもの。

みんな、自分自身との闘いから這い上がろうとする。

舞台本番。
手話で語られる、心に響く言葉。

**********************

最後のシーンは圧巻でした。
3時間の長編。

深すぎて、私には難しいな。


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映画「ブラックバード」

2021-09-02 22:24:47 | ライブ&映画
月に一度の「顔出し出社」はホントに必要?と常々疑念を持っていたが。
9月のソレはついに無くなった。

しかし、なんだかんだと言いながら、
顔出し日には映画を観ていたので「あらまっ」とも思う。

**********************

7月に観た作品。
「ブラックバード(家族が家族であるうちに)」

徐々に身体の自由が効かなくなる病を負ったリリーが、
最後の団らんをと遠方に暮らす家族を呼び寄せる。
安楽死を選んだ母の決意を受け入れられずにいる娘たち。
医師の夫、長女家族、二女とパートナー、リリーの親友。
それぞれ複雑な想いを抱え、過去や現実と向き合う。
その時が間近に迫る中、抱えきれなくなって衝突を繰り返す。
リリーが1つずつ丁寧に向き合い、みんなの心を解いていく。
そして旅立つ。


先日観た「スーパーノヴァ」も安楽死を描いていた。

どちらの作品も、
安楽死の、その選択の是非については語っていない。
自分が自分で居るまま静かに終える、を映している。

********************

今まで映画について軽く感想だけだった。
でも、とある方の映画紹介ブログを読んで、
「ネタバレありがたい!」と思ったので私も書いてみる。

書き留める、大事かも。
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「スーパーノヴァ」

2021-07-08 21:20:18 | ライブ&映画
「世界で一番美しい愛が終わる」



最愛のパートナーとして過ごした日々に終わりが来る。
「死」は避けられないし、みんなに等しく訪れるけれど。
この二人には重く重く、胸が張り裂けるほどの苦悩となって襲いかかった。
お互いを想えばこその結末。
本当の愛、故の決断。

闘病する本人も支える周囲も、
抱えきれないほどの苦しみがある。
自分の力では、努力では、献身では、どうにもできない病。
(まだ)生きている人を悼む苦しみと悲しみ。



深い愛に満ちた美しい二人の、とても素晴らしい映画でした。
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「ノマドランド」

2021-05-22 21:10:28 | ライブ&映画
「あなたの人生を変えるかもしれない、特別な作品」(evening standard誌)

アカデミー賞最有力「ノマドランド」を観た。

経済破綻で仕事も家も失った女性がノマド(遊牧民)として生きていく。
アメリカの広大な自然、印象的でした。

ノマドとしての生き方、誇り、強さ。
同志であろうと、その内面を侵さず、そして認める価値観。

たくましさが心に響き、力をもらえた作品。

自信を無くす、迷う、自分を見失う、逃げたい、
そんな時に自然の中に身を置きたくなる。
ヒトの本能なのかもしれないと思った。


※ この前、ちょっとイヤな事があった。
    他人の、
    一生懸命にやろうとする気持ちを、
    鼻で笑うな。


    と言ってやりたい。
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「旅立つ息子へ」

2021-04-26 21:20:04 | ライブ&映画
久しぶりに映画館に行った。

「旅立つ息子へ」(原題 Here We Are)
実話に基づくイスラエルとイタリアの合作。

父が子を、子が父を。
120%の愛と信頼。
これを絆って言うのかな、と。

テーマの重さを感じない。
無駄なシーンが無くテンポ良く流れる。
シンプルに大切な事を伝えてくる。
エンディングは涙じゃなく、むしろ笑顔になれた。

温かい作品でした。

癒しの時間を味わえてありがたい。
何かと手がかかる我が母への想いも新たになったかも。
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永遠の門 ~ゴッホの見た未来~

2019-11-16 21:47:40 | ライブ&映画
とてもとても、とても素晴らしい作品。 



ゴッホ目線で自然と戯れる場面、
自分もゴッホと同じように風景に溶け込んでいく感覚。


彼の苦悩は計り知れないけれど、正直であり続けた一生。

身悶えしながら信じ続けて。
未来のために自分が在る。
神の意志で自分が今ここに在る。

ヒトの人生の喜怒哀楽。
最高値の喜び。
とてつもない怒り。
心が裂けるほどの悲しみ。

絵を愛する、自然を愛する幸福感に満ちた時間。




ウィレム・デフォーは、完璧にゴッホだった。

感動。





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試写2本。

2019-09-30 20:50:49 | ライブ&映画
試写で無料で観させていただいた2本。


「記憶にございません」と「蜜蜂と遠雷」


@「記憶にございません」(三谷幸喜)

欠かす事無く観る三谷作品。

久しぶりの劇場で楽しみにしていた。
笑いも涙も風刺もとてもヨシ。
でも、普通のデキだと思った。



@「蜜蜂と遠雷」(原作:恩田陸  監督:石川慶)

高い評価を得た原作を映画化。
美しい調は心に響く。

原作を超えるとかそういう事ではなく、
コレはコレで1本の映像作品と思えば、それで良いと思う。

あらためて書籍の尊さを実感する。
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スキマスイッチin Zepp。

2019-04-26 22:04:23 | ライブ&映画
2019.4.25(木)

スキマがZeppにやってきた。

冷たい風が吹く中、5時過ぎから路上で待機。
でも平気。そんな時間も楽しい。

今回はCOVER LIVE。
どの曲も、まるで何年も前から歌い続けてるみたいに。

ツアー最終日ってことでみんなノリノリだし。
Zeppの地の利を活かしての、サービス曲あり、長々トークありで。
超楽しい3時間。

寒い中待った甲斐あって、ポール前のポジション取れて楽チンで見られたし。

言う事なしのライヴでした。

そしてこちらも。
最後に撮影タイム。







↓セットリスト




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コブクロライブ「ATB」。

2019-04-15 21:13:32 | ライブ&映画
2019.4.13(土)
2daysの二日目。


(「ATB」はCD「ALL TIME BEST」の省略形。)

札幌でのライブは久しぶりのお2人。
そして今回は初めての「hitaru」開催。





「hiraru」界隈でツアートラックのお披露目走行。
小渕くん直筆イラストもバッチリ撮影。


2階席のど真ん中。

歌良し。
MC良し。

音響良し。
居心地良し。

感動感動感動。





最後はスマホでの撮影も許可されて、アレコレ撮りまくり。



とにかくとにかく、素晴らしいライヴでした。





セットリスト






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The Post

2018-05-10 21:23:07 | ライブ&映画
邦題「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」


ベトナム戦争における米国政府のウソを暴いた「ワシントンポスト紙」の勇敢で壮絶な闘い。

ベトナム戦争、第2次インドシナ戦争、ウォーターゲート事件について知ってる方が良い。
映画の理解力が断然違う。

ペンタゴン・ペーパーの内容には詳細に触れていない。
国家の最高機密を、絶対に国民に知られてはいけない国家機密を、投獄覚悟で報道するか否か。
真実を伝える事が国家の為なのか否か。
報道が寄り添うべきは国そのものなのか、国民一人一人なのか。
「報道とは」の目線を描いている。

ホッと一息つく場面もなく、集中しまくっての2時間。
展開が速いがベトナム戦争について予習した甲斐あって、最後まで戸惑う事なく終了。

オモシロかった。




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ツアー初日、kobukuro。

2016-08-29 22:56:38 | ライブ&映画
(年に一度のお楽しみ♪)


今年もツアーの初日は札幌。

センターステージにビックリした去年。
はて、今年はどんな驚く仕掛けがあるんだ?

と思ってたら、、、おおお~っ!

毎度毎度、前の回を越える感動がある。

大切に大切に生きていかなきゃな。
あらためて想う。


画:小渕くん


画:黒田くん

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