こんにちは。
MBSR(マインドフルネスストレス低減法)認定講師(IMA/ドイツ , IMCJ/日本)、ヒューマンスキル研修講師のマグノリアです。
マインドフルネスやコミュニケーション、研修講師の日常についてブログに綴っています。
暦は秋。
でも、空の色もセミの声も太陽のギラギラ感も、まだ夏の暑さから解放してくれそうにありませんね。
また、ノロノロ迷走する台風6号の影響も心配です。明るいうちに避難を!と呼びかけられている地域があります。心配です。
さて、息子がこんな事を言いました。
『ミスしたり失敗したりした時に、周りのせいにすることや”自分は悪くない!”と思うことは成長に繋がらないって、本当にそうだね』
ふむふむ。
彼はまだ学生ですが、インターンとして某企業で仕事経験を積ませて頂いています。
きっと、そちらで様々なアドバイスやフィードバックをもらい、思うところがあるのでしょうね。
親の言葉は素直に聞けなくても(?)、実際に身近で「すごいな!」という姿を見せてくださる方の言葉は、受け入れられる。
ありがたいことです。
親の手を離れ、成長させてくださる皆様に感謝、感謝です!
しかし、息子は続けて
『でもさ…。
確かにそのとおりだと納得してるんだけど、常に自責的でいるってツラくない?』
とも言いました。
おぉ!
息子よ。そのとおりですよ。
そこで『コンパッション』を自分に向けてあげましょうよ。
ミスや失敗は誰にでもある事ですし、
何度も同じような間違いをしてしまう事も少なくありません。
ミスをしたときでも、全てが”駄目”だったわけではないでしょう。うまくいかなかった部分とうまくいっている部分は、必ず共存している筈です。
結果が悪かったからと言って、うまくいっている部分まで否定する必要はありませんよね。
確かに他人は認めてくれない事もあるでしょうが、自分は自分の味方でいてもいいはず。
『〇〇はちゃんと出来てた。頑張った、うんうん』と、自分をヨシヨシしてしっかりと認めてあげましょう。
コンパッションは決して甘やかすことではありません。
同時に背中を優しく押してあげることでもあります。
マインドフルに”ありのまま”を正しく眺めて、上手くできなかった部分についても向き合います。
上手く出来なかった事を責めたりせず、上手く出来ない自分を否定したりせず、次の機会の手立てを考えてみましょう。
簡単なことではないかもしれません。
そうはいっても難しいよ、と思うかもしれません。(私自身も難しいなぁ、と思うことがしばしばあります)
それでも、
とりあえずやってみる。
それも自分への優しさです。
甘やかしでは無く、ね。
さて。
このメッセージは息子の耳に届くでしょうか?
今日もお読みいただきありがとうございました。