さくさく

中居正広ナシでは1日が始まらない、終わらない。元気をくれるのは中居&SMAP。

2014/1/4 「中居のかけ算」 渡哲也×志村けん×中居正広 <前半>

2014年01月04日 04時58分01秒 | 中居正広

中居のかけ算 2014 ~前半レポ~ ※一言一句・・の完レポではありませんが、ほぼ網羅しております※

 

今年で4回目。年に一度のスペシャル対談。
お迎えするのは、渡哲也さん、志村けんさん。

「さ、今年も「中居のかけ算」の時間がやって参りました。 さて、今夜のお客様は・・この2人がこの画面上に映るというのは、テレビでは初めてではないでしょうか? どんな掛け算で、どんな答えが出てくるか。 参りましょう!」

 

まずは、志村さんから。
向かい合って、おじぎする中居君・志村さん。

志村 「なんかかたくないですか?」
中居 「かたいですね・・ スタッフの人も誰も居ないのでなんか面白い事言っても、そんな跳ね返ってこないです。」

志村 「・・・あ・・は・・」
中居 「そんな空間の中で。」

志村 「あそうですか・・」
中居 「よろしくお願いします。」


次に渡さんをセットに迎え入れる。一度、ソファに座った志村さんも立ち上がり、渡さんを待つ。

中居 「ようこそお出で下さいました。」と深々と頭を下げる。


渡さん、柔らかな笑顔で、中居君と志村さんに会釈。言葉はなし。
全員が着席して、一呼吸置いて・・・

中居 「(2人を見て)これは凄いですね、これは何ですかね。 志村さん、渡さん。」「お2人は・・画面上で一緒に出て、なんかお仕事される、というのは?」

 「画面上では無いですね。」
志村 「おそらく初めてですね。」

中居 「初めてですか。 今までずっと・・ま、ドラマの世界映画の世界(と)お笑いの世界・・・全然接点無かったということですか?」

 「接点は銀座だけ。」
志村 「(頷いて)銀座だけですね。」

中居 「銀座だけ、というのは?」

志村 「銀座で・・社交場で何回かだけお会いしたことあります。」

中居 「一緒に同じ席で飲もうか・・みたいなことは・・」

渡 「いえ、目礼で・・挨拶をするだけ。」

中居 「特にお話することは」

志村 「してないですね。お話は。」

中居 「お2人は、お互いのことはもちろん、知ってるわけですよね?(渡さん「はい」)志村さんは、渡さんのことをどういう風に思ってますか?」

志村 「もう・・とんでもない大スターですからね。僕からみたら。(渡さん、首を振って「とんでもない、とんでもない」) もう、お話出来るのが珍しいぐらいですよね。」

中居 「もう、全然会う機会も無いですし、こうやって交流することも、自分の中であんまり想定してなかったんじゃないですか?」

志村 「そうですね。無いですからね。」

中居 「ちょうど・・ドリフの時期と西部警察と・・西部警察の方が古いですかね?でも会うことは全くない?」

志村 「無かったですねえ。(中居 「見る人?」) そうですねえ、もう、観客ですよね。普通に。(中居 「お客さん?」) 凄いな~・・っていうだけで。」

中居 「渡さんにとって志村さん・・」

渡 「私もドリフはずっと見てました。」

中居 「え~・・ 渡さんは、バラエティとかコント番組とか見られるんですか?」

渡 「まあ、あんまりテレビは見ない方ですね。(中居 「ええ、ええ。見てました?」)見てました。」 「志村さんのことは、柄本明さん・・」

中居 「はい、はい、はい・・」

渡 「ドラマの中で、ちょっと空き時間があった時に志村さんについて、えもっちゃんと話したことがあるの。(中居 「なんですかそれ、なんですか」) あの・・柄本さんが志村さんのコントで・・芸者の恰好かなんかした・・」

志村 「はい、はい・・」
渡 「志村さんと一緒にやらせていただくと勉強になる、って。ひじょうに緊張する。 その・・間といいね、アドリブといい・・(中居 「はい。その仕事のもちろん心構えとか・・」)スゴい人はいない、と。」

中居 「その話を柄本さんと渡さんで話されたんですか?」

渡 「うん、それでね。 愚かしいこと、可笑しいこと、面白いことって言うのは、演じる方がマジメにやらないと・・あの・・視聴者は面白くない。(中居 「笑ってくれない?」)白けてしまう。」

中居 「はいはい。」

渡 「だから、志村さんはじめ、演じてる人はみんなマジメにやってるから、見てる人は面白いんだ・・」

中居 「緊張感があるから・・はい」


― コントは真面目にやるから面白い! ―

渡 「というのは、俳優っていうのは、台本読んで「これはオモシロイ。これはいただきだな。」・・ついつい、オーバーにやったり、ついふざけてしまったりするんだけど、志村さんの場合はそれは絶対にない。」

中居 「へぇ~・・・。」
 「本当に刺激を受けて・・「勉強になった、志村さんと一緒になって」と。 柄本さんと言えば、色んな映画の賞を獲ったりされてる・・」

中居 「お芝居もそうですし、舞台もやられたり・・はい・・」

渡 「そういう人が志村さんから学ぶことが多々あると」

中居 「はぁ~(感心して、志村さんに)そういう話ってのも初めてですよね?」

志村 「ええ。 柄本さんはよくコントやって終わって、爆笑で、そのあと「お疲れ様でした~」って言うと、「うぅ~ん・・やっぱり芝居だな」・・って言って帰るんですよ。」

中居 「“やっぱり芝居だな”?」



志村 「芝居出来ないとコント出来ない。」

中居 「役者さんとしては、しっかりしたお芝居出来ないとコント出来ない・・って言いますね。」

志村 「だから、コントらしくふざけてるんじゃなくて、ちゃんと真剣にやってる・・って言うんですね。」 それを聞いて、無言で「うん、うん」と頷いている渡さん。

中居 「でも、その心構えって言うのは、志村さんもそうじゃないですか?コントに対する心構え。」

志村 「そうですね。 お芝居っていうか・・らしく、ちゃんと人が・・例えば、婆さんなら婆さんにちゃんと見えないと、成立しないんですよね。まず最初に。そこんとこは随分、気を付けてやってますけどね、。」


中居 「そのお仕事に対する姿勢、心構えって言うのは渡さんは、誰に・・・どなたに習いました?」

渡 「習った、っていうのはないですね。(中居 「自分で感じて・・」) 諸先輩方の・・(中居 「背中を見ながら・・」) ええ。 セットの片隅で、例えば・・石原裕次郎さんの・・」

中居 「石原裕次郎さんなんですね・・」

渡 「それから、小林旭さんの・・垣間見ながら・・」

中居 「自分で、盗み取る・・ということですよね」
渡 「ま、そういうことになるんでしょうかね」

 

中居 「渡さんにとって、仕事に対する心構えの中で一番大事にされてることってなんでしょう?」

 「・・・それは、志村さんと同じように。 ・・自然である、ありたい、という。」

志村 「僕もまあ・・人生の目標は「自然」なんですよね。 いつも、いつも自然にしていたくてそれで尚且つ、心を込めて・・・っていうのが好きなんですよね。 心・・気持ちを入れて、自然に・・っていうのがなかなか難しいです。」

中居 「難しいと思います・・」

 

渡 「志村さんが番組で共演されてる・・・例えば、ダチョウ倶楽部の方々とか・・皆さん、全員真面目にやってらっしゃるんですか? 志村さんが、そうしろと?」

中居 「指導されてるんですか?」

志村 「・・ええ、その~・・「それはやらなくていい」とか、そういうのは言いますね。「ちょっとやり過ぎ」・・とかっていうのは言いますけどね。 なるべく自然に、っていうのは常に言いますね。」

中居 「なるべく自然に・・ すっごい難しいですよね・・」

志村 「難しいんですよ、ホントに。」 「だから、舞台見て終わった後に、楽屋に来て「いいお芝居でしたね」 って言うのが一番失礼だっていうことですよね。」

中居 「・・“お芝居をしてる”と。」
志村 「(頷いて)お芝居をしてるのを見た、って言うことですから。 それは、実は失礼じゃないですか。「や~、面白かった、楽しかった」って言うのはいいですけど。 お芝居をしてる、っていうのが・・なかなか言えないですよね。」


― 影響を受けた人 ―


渡さんに続き、志村さんにも「背中を見る人」がいたか尋ねる中居君。
志村さんは、影響を受けたり好きな人・・は「加藤茶さん、リーダー」と。そんな2人に中居君は「若い頃は学ぶ姿勢で仕事に携わってたんですか?」と。


 「まあ、学ぶというか、盗むというか。 はい。」

中居 「でも、逆に言いますと 今の若い人たち・・渡さんにとって・・役者さんですよね、どういうふうに見られてますか?」

渡 「こういう言い方すると失礼なんですけどね、今の若い人は・・僕、なかなか名前が覚えられないし、区別がつかないんですね。」 

それを聞いて、共感するように笑う志村さん。「わかんないですよね」と。
「似たような・・」と言う、渡さんに

中居 「個性を失ってしまってるんじゃないか、と?」

 「まあ・・失礼なんですけど。キツイ言い方をすると、そういうことになるんでしょうかね・・」


若い人の区別がつかない、分からない年配者・・という扱いにせず、問題提起する中居君。
さらに・・・

中居 「あの・・今、どのジャンルでも言われてますよね。 スポーツの世界でも言われてます。野球の世界でも、昔はこんなバッターもいれば・・(と、のけぞるようなフォーム)こんなバッターもいれば・・・ 今、みんなオーソドックスなバッターだから、みんな個性を失ってる・・」

志村 「個性が無い、うん、うん。」
中居 「スター選手が出てきて無いんじゃないかって。 それ・・もしかして、役者の世界も・・もしかして、お笑いの世界もそうだったりするんですか?」 と、渡さん、志村さん、それぞれに体を向け質問する中居君。


志村 「・・じゃないですかねえ、確かに個性というか・・八方破りが今、いませんよね?」 「なんか・・ 僕ら、この世界入って、なんとかして銀座のクラブとか六本木のクラブとか行きたいとか、なんかこう・・いい思いしたいな・・それが人に夢を与えるって一生懸命頑張ったんだけど、今の若い人ってほとんどクラブ行かないじゃないですか。」

中居 「行かないですね。」

志村 「だから、居酒屋で飲んでる・・とかね。(中居 「はいはい」)それもいいんだけど、もうちょっと・・上を狙ったら・・と、思うんですけどね。」 ニコニコ、頷いて聞いている渡さん。

中居 「野望みたい・・のが、やっぱり・・社会のニーズもそうですし、そういうところあるんですかねえ? 食に対しても、生活に対しても・・」

渡 「やっぱ、時代の流れ なんですかねえ?(中居 「ですかねえ・・」) そういう風になっちゃったのはちょっと寂しいね。」

志村 「やっぱ、寂しいですよね、なんかね。」


 ― コントのキャラは自分で考えるの? ―

渡さんから志村さんに質問。 バカ殿や変なおじさん、は自分で考えたの?と。 渡さんの口から「変なおじさん」と発せられること自体が面白い、と笑う中居君。
自分で考えた・・・という志村さんに、さらに興味津々で質問する渡さん。

渡 「ほぉ~・・それで、プロデューサーにこういうのやりたいんだけども、って?」

志村 「ていうか、あの時は自分たちで考えてるんで。 リーダーにどんどん・・(中居 「いかりやさんに、こういうキャラクターがあるからどうですか?」って)・・うん、バカ殿はそうですね。変なおじさんは、ドリフターズが終わってから自分の番組でやったんで、これがただやりたい!どうしても自分がやりたい、って思ったんですよね。」

渡 「台本も何もないんですか?」

志村 「や、台本作るんです。自分で。」

渡 「ご自分で作られる?」

志村 「こんな設定で・・」

中居 「だから、ゼロなんですよね(と、渡さんに)。 ゼロからのスタートなんですよね(と、志村さんに)」

そうですね、という志村にさらに質問する渡さん。

「じゃあ、相談する相棒もいないわけですか?」(by渡さん)


作家さんに「こういうので行きたい」と言うぐらいで、作家も「いいんじゃないですか」と返してくる、と志村さん。
渡さんには、とってはきっと新鮮な世界なんfでしょう。ズバズバと子供のようにストレートに切り込んでいく・・この姿勢は、中居君に対しても変わらず、後半ズバズバきます(笑)

しかし、渡さんも志村さんも「トーク番組」は得意じゃない、あまり好きじゃない、と言う。

でも出演してくれた。
中居君は、そんな2人に『若い人達に伝えたいことは?』と質問。


渡 「こういうことは言っていいのか悪いのか、例えばお芝居を見たり映画を見たり、例えば発声をしたり、色んな事やってもやっぱり認められない人っているんですね。たいして努力をしてないのに世に出てくるやつもいる。ひじょうに・・」

中居 「矛盾してるというか・・」
渡 「矛盾してるというか、厳しいというか、縁というか。 そういった世界なわけじゃないですか、芸能界ってのは。」


一方、志村さんは・・・中居君が「コントやる人、漫才やる人、フリートークやる人、キャラクターの人もいる・・」沢山の若い人たちがいますが・・・と切り出すと

志村 「でも、僕は個人的には「芸人」ではなくて。コメディアンと言うか、喜劇人でいたいんですよね。 昔の・・喜劇人って・・舞台やったり・・そういうのでいたいんで芸人さんのはよく分からないんですけど。 漫才とか僕あんまりやれないし。」

「あと・・・笑いごとって教えようがないんだよね。 ここはこうやってやるんだよ、っていうのもすぐ出来る人もいるし、出来ない人もいるし。 だから、0.何コンマぐらいのとこで、上手い!下手!とかっていうのが分かれちゃう気がする。 それは教えようがないんですよね。」

「僕なんかは面白いもん見た時に、うち帰って同じことやってますよね。」

「 「じゃあな」ってガンッ!て壁にぶつかる所なんかあれは出来そうで出来ない。 どこで音出すんだろう?って・・足だな、って。ダンっ!とかって。やりましたもん。」


中居 「そういう細かいとこ、何回も練ってるんですね。」

志村 「ですねえ」 

中居 「(渡さんに向かって)これ、真面目が必要なんでしょうね。」


努力したからと言って、必ず出てこれるとは限らない「芸能界」という渡さんと
「笑い」はノリじゃなくて、実はコツコツとした自身の努力・・という志村さん

どちらもホントで どちらもうなづける。

 

 ― 渡さんは結婚している? ―

そして、「お仕事」の話から・・・後半は少しやわらかい話へ(笑)

休日は「一日中、パジャマで」という渡さん。
ここで、ふと・・中居君の素朴な疑問・・・を知らないようなフリして質問・・・

中居 「渡さんって、失礼ですけど・・ご結婚は?」

 「してますよ、もちろん。」

中居 「お子さんとかいらっしゃる?」

渡 「いますよ。(中居 「おいくつですか?」) 40ですか。」

中居 「ええーっ!」

志村さんも、ほぉ~ という感じで聞いてる。

渡 「どうして?」

中居 「初めて・・初めて聞きました。」

私のことをいくつだと思ってるんですか?と渡さんが言い、一同笑いに包まれるが。
中居君は「そういう話をされているのを見たことがないので」と。そう、そういう意味。
息子さんはサラリーマンをされている、とのこと。


志村 「でも、僕の中で私生活は何してるんだろう、何食べてるんだろう、って分かんないのがスターなんです。僕の中では。 今の人は私生活をバラバラ、バラバラ喋って売ってるじゃないですか。 僕は好きじゃないですね、そういうの。」

ここで、渡さんは「志村さんはどう?休みの日は?」とまたまた、興味津々。

志村 「僕は休みの日は嬉しくて前の日、相当飲んじゃうんですよね。だから休みの午前中はだいたい二日酔いですね。」

アハハーと楽しそうに笑って、それを聞いてる中居君。


― 会いたい人 ―

今度は、角度を変えた質問。
中居 「今、会いたい人いますか? 分野問わず、ですけど。」

ん~?・・・となっている2人に

中居 「AKBの子たちとか、例えばですけど、会う機会ないですよね?」

志村 「ないですねえ、全然。」

中居 「(僕は)裕次郎さん一回、見てみたかったな~とか(渡 「そうですか」)ええ。どんな人だったんだろな~、とか。一度、自分の肉眼で見たかったですね。」 

もう一度、志村さんに「会いたい人」を質問すると

「女性の方が好きだからな~」と(笑)

会ってみたい人はいるけど、名前が出てこない・・と「一回、離婚して・・獅童さんと離婚した人誰だっけ・・」

「竹内結子ちゃん!」と、中居君。


志村 「会ってみたいんですよね。」

中居 「すぐ来ますよ。」

志村 「えっ!?」 その発言に渡さんも笑ってる。

中居 「志村さんがお会いしたいって言ったら、すぐ来てくれると思いますよ。」

志村 「ああいう方とフラッとこう・・楽~な夫婦コントとかやってみたいじゃないですか。」

中居 「出来ると思います。 僕、一緒にやらさせてもらいましたけど、もの凄い勘のいい人です。 お芝居の勘もそうですけど、話してても、すごく気持ちよくお話してくれる人です。」


人見知りだから、そうなったら凄く緊張する・・・という志村さん。お酒がないと話せない・・と。

そんな志村さんに中居君が 「もう結婚とかって考えないですか?」と。


― 結婚はもう考えていない? ―

志村 「いや。考えはします。 出来れば、傍に面倒を見てくれる人がいればいいですね。 それは朝なんて一番思いますね。」

中居 「でも、もう(結婚)されないんでしょうね!?」

志村 「や~・・・分かんないスよ。 おおっぴらには行動しなくても、そういう人はいた方がいいじゃないですかね。 そろそろ。」

中居 「でも、子供とか考えないですか?」

志村 「子供は欲しいですね。 だって、子供は男も女も生きてる証ですもん。」

中居 「そうですよね。」

 
ふむふむ。
「もう結婚しないだろう」と世間一般も思ってる・・・・それをそのまま志村さんにぶつけて、引き出す中居君であった。

しかし、このご年齢で「子供は欲しい」と言えるのは男性ならでは。
このトークを聞いていて、先日の「ワイドナショー」での中居君が発言した男女の「すれ違い」の話を思い出す。アイドルがテレビで「子宮で物を考える」発言したアレね(笑)
東野さんが、女性は出産のリミットがあるから・・・40歳前後になるとそうなるかも・・ということを言っていて「そうだよなあ」と思ったのよね(笑)

中居君が自分は若い頃と比べて「頭」で考える・・・と言っていたけど、それは男女問わず「勢い」では結婚できなくなってくるよね。


さて、後半は、この下にございます。 ~後半へ続く~


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2014/1/4「中居のかけ算」 渡哲也×志村けん×中居正広 <後半>

2014年01月04日 04時50分00秒 | 中居正広

2014/1/4「中居のかけ算」 ~後半レポ~


CM明け。
3人の前には飲み物、そして志村さんは片手にタバコのスタイルでくつろいだ雰囲気がにじむ。
志村さんが中居君に「すごくお酒を飲むでしょ?」と質問

中居 「1週間で2升ぐらい飲みます。」

渡 「中居さん!?」 と少し驚いた表情。

中居 「でも、ほとんど家なんですよ。」

志村 「家で飲むの?」 今度は、志村さんが少し驚いたよう(笑)

中居 「僕、外あんま行かないんですよね。」

渡 「ウチで一人で?(中居 「はい」)一人で!? 結構暗いな~!」 

中居君、笑。


志村 「何を考えて飲んでるの?そん時は」

中居 「ま、本読んだり、DVD見たりだとか・・」


「勉強だ!」(by渡さん)


ズバッ 出た!渡さんは言葉数少ないけど、すごい威力。当たっちゃった。
でも、すぐ否定する中居君(笑)

中居 「いや、勉強のつもりないですけど、好きな本、続きみたいな~とか。ま、テレビも見たりとか・・」


外に行かない・・・という中居君に、志村さんは「麻布十番のガールズバー」に行ってる、と。
そこに行くと地元の人が来るので、見ているとオモシロイ、と。

中居 「ああ、そういう人と知り合えないですもんね。地元んとこに行くといいですよね。」


いや・・中居君はひとり酒・・のお時間に、次の日の司会の下調べしたり・・舞祭組の構想練ったり(笑)、後輩のお年玉を袋詰めしたり・・愛用のノートにカキカキしてるのよ。

まあ、渡さんの言う「暗い」なのかしら(笑)



― なぜ志村は映画やドラマに出演しない? ―


渡さんは、積極的にまた志村さんに質問。
芸達者なのに、なぜドラマや映画に出ないのか?と・・・

志村 「基本的に監督にああしろ、こうしろってもがあんまり好きじゃないのと、だったら自分でやるわ・・ 自分のコントだったら、全部自分で照明もカメラも決められて、自分の好きなようにやって「ああ」ってなるんだけど・・」

中居 「(志村さんは)監督なんですよね。コントをやる・・」 と、渡さんに向かって。

志村 「セリフを覚えたりするのも苦手なんです」

 「それで、「監督」をやりたい・・ってこともない?」

中居 「コメディ映画みたいのを監督したい、と思うことはないですか?」

志村 「したいな、と思うこともあるけど。 今度スポンサーいないと、金かかるからね、コメディーって。物壊したりするから。(中居 「セットだなんだ、ってそうですよね」)それが出来ないから、舞台は好きなようにやってるからね。」

中居 「やー・・でも、ドラマ出られないですよね。」

渡 「もったいない!」



中居君は、「27時間テレビ」のようなお笑いの人が沢山出るテレビにも志村さんは出ない、それとはちょっと違うところにいる・・・と言うと

志村 「そういう事に関して、「それやんないよ」ってこだわりはあるからね。」

 「今、志村さんが言われたようにね。 こだわりがなくなったら、男は終わりです。 と、思いますよ。」


志村さんの中では最低限「クイズとゲームは出ない」と決めているとのこと。
クイズなどの一問の回答で「バカだな~」とか「頭いいな~」って言われるのもイヤと。

志村 「どっちもヤじゃないですか。」

中居 「そのクイズの一問に対する評価で・・・うん。 へぇ~、面白いな、それ。ゲームもそうですね、出来る出来ないの中で・・・・ってことですよね。」

 

今度は、中居君が渡さんに「コントをやろうって思うことないですか?」。

渡 「もうちょっと若ければね。」

中居 「志村さんとコントで組んでみようかな・・」

渡 「若けりゃ、そりゃぜひやらせてもらいたい。」

中居 「見てみたいですよね。」

 

志村さんいわく、歌手やモデルはコントが割と上手くて・・グラビアの人は意外とヘタ、と。
「とっさにその世界に入る」ことが上手い、とのこと。
分かる気がするな~・・


― お金の使い方は? ―

中居 「お金の使い方をお伺いしたいんです。」

 「お金!?」

お金は女房任せ・・という渡さん。
ちょっと買い物に行きたい、とかどうするのか・・と聞くと

「買い物は行ったことがないです。」(by渡さん)


中居 「ええっ!?」

渡 「行ったことない。」

志村 「買い物苦手ですよねえ。」

中居 「買い物行ったことがない・・・ってのはどういうことですか?例えば洋服買いたいな・・とか。ちょっとゴルフバッグ買いたいなとか・・」

渡 「別に選ぶ・・ってわけじゃないんですけど、いつも買うお店から持ってきていただいて、これとこれ、もらう・・って。」

あ・・外商さんですか?・・さすがスター。

中居 「買い物行かないんですか…確かに、渡さんが外歩いてるイメージ無いですね。」

志村 「だって、デパートで「えっと、どれにしよう」とかってイメージ沸かないですもん。」

 「それは志村さんだって、中居さんだってそうでしょう?」

中居 「や、僕はもう全然、普通にそこらへん歩けますんで。 どこでも歩いてます。 買い物とかでも1人で・・基本的に1人が好きなんで、1人で買い物して。早いですよ、5分、10分でこれとこれ下さい、ってもう試着もしないですぐ買って帰る。」

ほ~・・ という感じで聞いてる大人2人(笑)
この辺は、世代もあるのかなあ。


志村さんもお金を使うのは「飲み代」ぐらいで、他はあんまり買い物もしない・・と言うし。
渡さんも、奥さんにクリスマスプレゼントとかしないんですか?と中居君に聞かれても

「僕は仏教徒ですから。」(by渡さん)


日頃、家族でプレゼントを贈り合うような習慣にしていない、と。「一切、無い」と。
「寂しくないですか?」と聞く中居君に「寂しくないです」と渡さん。

ん、それを習慣にしていれば、サバサバしてて楽でいいと思うわ~。もちろん、お子さんが小さい頃はクリスマスやプレゼントはしていたとのこと。

それを聞いた、渡さんの息子さんと同年代の中居君は・・・

中居 「いつまでが若いんですかね? 僕、もう40・・41になるんですけど。」

渡 「これからじゃないですか~」

志村 「40は脂乗ってるよ。」

中居 「そうですか?そうですかね・・ さっき言った話じゃないですけど・・・結婚とかって考えた方がいいのかな?とか・・」

志村 「早いか、遅いかだね、結婚って。」

渡 「ま、縁というか。 出会いが無いと。 無理に結婚はする必要はないと思いますよ。」

中居 「ええ。」

渡 「ああ・・この人と一緒にいたいな、と思う人と出会うことが・・あったら、そうされればいいんで。」


― 毎日女性と一緒にいるのが無理 ―


中居 「ずっと、毎日いるのがもうイヤなんですね。(渡 「ん?」)毎日いるのがムリなんです。」
 「(復唱するかのように)毎日いるのがムリ?」

中居 「はい。」

渡 「横に? ほぉ~・・・」

志村 「俺も一緒なんだよね。」

中居 「やっぱ1人の時間って・・」
志村 「必要だよね。どうしてもね。」

“どうしても必要”と繰り返す中居君に渡さんが、そのように事前に話しておけばいい・・と言う。でも、中居君は

「好きにして(いい)・・と言っても、居ますからね。」(by中居君)


中居、志村(笑)

中居 「気になってしょうがないんですよ。」

志村 「気ぃ遣って、向こうも気ぃ遣って・・気ぃ遣ってること自体がヤなんだよね!?」
中居 「ええ!(と力強く頷く)」

志村さんは、出来れば近所にもう一軒あって別居で会いたい時にはすぐ会える・・ってもが理想だと。

中居 「でも、そんな奥さんいないですよ(笑)」

志村 「ねえ。そうなんだよな。 ワガママだよな。」


そんなちょっと似た2人の会話を、穏やかな笑みで見守っていた渡さん。
渡さんは、学生時代から8年間お付き合いした女性と結婚された、とのこと。私生活の匂いをさせないスターでも、ちゃんと奥さん・息子さんがいて、家庭人の渡さん。


志村 「やっぱり、家庭は必要だと思うよね。」

中居 「そろそろ考えてみたらいかがですか? 一回、我慢してみたらいかがですか?」

志村 「側に居るの?」

中居 「我慢したことないんですよね?」

志村 「いや、でも大体いつも3~4年ぐらいは同棲はずっとやってたんだけど・・それが続かない・」

中居 「辛くないですか?(志村 「ん?」)分かれる時、辛くないですか?」

志村 「分かれるのめんどくさいよね~。」 渡さん、クスリ笑い。

中居 「3年も4年も一緒にいたら、もうちょっと・・家の感じとかも・・なんかめんどくさくないですか?ねえ・・もう引っ越すとか、どっちが出てくとか・・」

志村 「そう・・出てくとか面倒臭いね。 割と僕の場合は分かれても、友達みたいにして飯食ったりなんかしてるから。 だからねえ、まだね、この歳になっても目移りするんだな。」

中居 「アハハ」
 「そりゃ、しょうがないですよ」


中居 「目移りは一生するんじゃないですか?」
志村 「ねえ?男ってやつは・・」

中居 「綺麗な女性、いっぱいいますし・・街歩いてても綺麗な女性とか、芸能界いい子いっぱいいますし。」


それぞれの女性のいいところに目移りしてしまう・・という志村さん。
そんな話をしてるところに突然、渡さんが

渡 「中居さんは何?草食系なの?」 「女性に興味ないの?」

中居 「や、興味ありますよ。 全然ありますよ。好きですけど。・・志村さんと話してたように、一緒にいるのが・・億劫になりますね。 で、話すことがあんまりないんですね・・」


出た。

最近、色々な番組でネタのように話しているアレだ。
今回の女性は「洋服」を買いに行った話をしてくるパターンだったけど(笑)女性の話を聞くことにもあまり興味がなく・・・

自分は、今日こうして渡さんや志村さんと対談の仕事してきた・・・ということを家に帰って女性に話すことはない、と。

中居 「奥様と、“今日、志村さんと中居と一緒に喋って”・・という話とかされるんですか?」

 「ん~、すると思いますよ。」

中居 「!こういうことが大事ですよね。 コミュニケーションですよね。」


渡さんは、すごくフツーでおおらか。
大きいなぁという感じ。

楽しみは、「食べること」と言い、好き嫌いなくなんでも食べる・・と。

うん、うん、神経質じゃあないんだよね。分かる(笑)

もちろん、だからと言って志村さんや中居君がダメということじゃない。うん。( ̄m ̄)

 

座る位置がちょうど「三角」になるように座ってて。
中居君は、左右の2人にその都度、身体を向けて話しかけたり、片側の方を向いている時も、顔だけもう1人の方に向けて「そうなんですって」と合図を送るような顔をする。

トーク番組に日頃出演しない渡さんと話したことには・・・・

「すげぇ なんか・・得した気分です、僕。」(by中居君)


中居 「渡さんや志村さんの話を“聞きたい”です。」 「もっと色んなこと聞きたいです。 今までのこともそうですし・・・」

そう、そうなんだよね。
ちょっと、仕事柄いろいろあって、結婚はまだしていないけど。
トークで「女性と話すこと無い」とか言ってるけど

この人の本質は「人が好き」。

けして、冷たいとか利己主義ではないんだよね。

ちょっと不器用なだけ。


最後、渡さんは「先輩のやさしさ」というか(笑)
中居君のことももっと知りたい、聞きたい、と言って下さって「女性のこととかももっと聞いてみたい」と。

中居君が、「一人でいる楽さを覚えてしまった」「会話が出来ない」「ちょっと潔癖なとこがある」と説明。


中居 「あんま、いちゃいちゃも出来ないんですよ。」

渡 「潔癖症を直して、いちゃいちゃしないといかんね。」・・いちゃいちゃ(笑)

中居 「ずーっと寄り添ってもらったりすると・・めんどくさくて。重い・・「ちょっと重いよ~」って」


 「いいよ、おいで、おいでよ・・」と、女性を手招きする仕草(笑)

寝てる時も物音とか、寝返りとかの気配で目が覚めたり、気になる・・という中居君に、一言。


「変なお~じさん! ですよ。」(by渡さん)


一同、笑い。

渡 「普通のお兄ちゃんに戻って下さい。」


あははー。
ありがとうございました、渡さん。

すごくまっとうで。

体内時計も治りそうなご意見。
嬉しいな。



最後の最後、CM明け。
中居君が、こんな質問をお2人にしましたとさ。

「大御所って言われることに対して、いかがですか?」


志村 「いや、自分で大御所とか思っていませんからね。」

中居 「大御所です、志村さん。間違えなく。」

志村 「大御所って何?ってことだよね? 何をもって大御所なの?っていう。あんまりそういうことに興味ないですもんね。」

 

中居 「渡さんはいかがですか?」

渡 「私はただの年寄りです。 (中居君、志村さん、笑い) いや、ホントに。」

中居 「自分で大御所だっていう意識も全くない、と。」

渡 「ないです。」

中居 「大御所の方はそうなんです。 僕はいつか大御所になりたいな、って思ってても・・・多分、大御所を意識してるからなれないでしょうね。 お2人は意識してないから「大御所」だと思うんです。」

一瞬の沈黙。

渡 「・・しかし、やっぱり上手いですね(と、喋りのジャスチャー)。 ああ言えば、こう言う。こう言えば、ああ言う。」



志村 「上手くまとめますね。」
渡 「はい。」  


中居君、一本取られたり~

「ああ言えば、こう言う。」って、言われたぞ~(笑)

ありがとうございます、渡さん。
最近の中居君は、「褒め殺し」的な持ち上げ方をする人も周りに多いと思うんだよね。

でも、こうやってバッサリ、言ってくれる先輩がいる・・・ってなんて幸せもん。

渡さんは、日ごろトーク番組にも出ないし、無口なイメージがあったので・・・今回、思いがけずズドーン、ズドーン と的確な指摘、最高でした(笑)
テレビ向きなトーク慣れ・・・していないとこが素晴らしく効果的でした。

アイドル界では年寄りかもしれない中居君ですが(笑)
まだまだ、大人の入り口ですね。楽しみじゃ~ないですか。

あれ、でも最後に『3掛けました!』って、手を繋ぐとこなかったな。・・・恥ずかしがったのかしら? 見たかった・・・(^m^) 

 

第1回 2011/1/2 『中居×秋元康×小室哲哉』 『中居×城島茂×坂本昌行』

第2回 2012/1/4 『中居×萩本欽一×三谷幸喜』

第3回 2013/1/2  『中居×ビートたけし×伊集院静』

第4回 2014/1/4  『中居×渡哲也×志村けん』


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