金スマＳＰで田中角栄氏「天才」で石原慎太郎氏と対決？★人たらし・中居君の丁寧なＭＣ

昨日の『金スマ』は、３時間ＳＰでしたね。

意欲的な「金スマ」が今回、取り上げたのが石原慎太郎さんが故・田中角栄氏について書いた・・

ベストセラー「天才」。

 

石原氏をゲストにスタジオに迎え、田中角栄という人物に迫ろう・・　という内容。

 

放送前から、ＭＣ中居君と石原さんとのやりとりにスタジオに緊張感が走る・・・　という部分をスポットで流していたようですが。

まあ、それは「つかみ」ということは分かった。

 

もちろん、だからと言って石原さんがニコニコで中居君と打ちとけた・・ということもないんだけど（笑）

 

番組の冒頭でも流された、「緊張感」と「間」がピリリと感じるシーンはこちら。（編集のワザもあるが）

 

中居　「僕も（「天才」を）拝見させていただきました。（石原さんは）田中角栄さん側になって書かれたわけですよね？」

石原　「“側”っていうか、一人称ですから。」

中居　「ええ。」

石原　「森先生の啓示のまま。」

中居　「その当時から、そういう風に感じられてたのか。　それとも、この長い間政治の世界で歩まれた「今」の石原さんが感じられて書かれたのかな。どちらでしょう」
 

石原　「あなたの言うことがよく分からねえなあ。何？」

根気よく、丁寧に繰り返す中居君。
 

 

たしかに。
石原さんをあまりよく知らない若い人が見たら、中居君のこと心配したかもしれない。

でも、石原さんってこういう人だし

おそらく、中居君のことはあまり好感は持っていないように思う、でも、番組に出ようとは思ったわけで。
私は心配せずに興味深く番組を見てたよ。

 

田中角栄氏のエピソードのＶＴＲも面白く作られていたし。

“人たらし”　と言わしめた田中氏のことは、

先日『ダウンタウンなう』で浜ちゃんが田中角栄のファンということで話題にもなっていて。一度逢うと好きになってしまう・・というそのエピソードに、なんだかある人のことが頭に浮かんだ。

田中氏と人間的なタイプは違うけれど　“人たらし”は中居正広がいくつか持つ代名詞のひとつでもある。

 

基本的には中居君の方を見ようとしない石原さん

それでも　態度を変えることなく　

根気よく　石原さんにぴったりくっついて　離れない中居君。

 

すると

時々

目が合って　表情がやわらぐ瞬間がチラホラ。

最後まで「打ち解ける」というほどのムードではなかったけれど

 

中居　「田中角栄さんの事は好きですか？」

中居君らしい、ストレートでシンプルな質問。

石原　「いや、好きというかね・・やっぱり素晴らしい存在だったと思いますよ」
 

「尊敬するって言ったら空々しいけど、やっぱりあの人がやった業績っていうのは評価して敬意を抱かざるを得ないですよな。　あれだけの存在感のある政治家ってやっぱり日本に居なかったんじゃないですか。」

 

そして　

「この番組を作っていただけた、というのは角さんも浮かばれたと思いますよ」

 

この一言が、今回の「金スマＳＰ」の番組、スタッフ、そしてＭＣ中居君に対しての評価だと思う。

根気強く

側を離れず、目を合わさずもジッと自分を見つめて、相槌を打って来る右側の男に対しての言葉でもあると思う。

 

中居　「本日はどうもありがとうございました。」
 

最後までＭＣとして「いつも通り」細部の気配りを忘れずに・・・

 

中居君はきっと、こうした機会を作ってくれたスタッフに感謝し

出演してくれた、石原さん、ゲストに来て下さった皆さん

取材をしてＶＴＲ出演してくれた石原良純さん

 

みんなに感謝いっぱいなんだと思う。

そういう人だから。

そんな中居君が、角栄氏が勉強家で枕元にすぐペンを取れるようにセットしていたというＶＴＲの後、こんなことを言っていた

 

中居　「天才、天才ってうたわれてますけども、布団のね絵を見た時に、もしかしたら努力の方だったんでは・・と」

石原　「まったくそうですね・・」

 

中居君も、きっとこのスペシャルを放送するにあたって、きっと寝る時間を惜しんで準備したに違いない。

天才とは努力の人

 

中居のＭＣは笑顔とやわらかな雰囲気、そしてユーモアあふれる楽しい個性・・・が特徴だけど

実は　

かっこ悪くても　食いついたら離さない　諦めない　その根性が根っこにあるから

努力して、努力して、失敗して、恥かいても勉強して

 

「天才」と思わせるような仕事が出来るんだ・・と。

知れば知るほど　好きになってしまう「人間力」。

 

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