ねぇねへ。(お祝いと連絡です)
元気にしていますか?
って、昨日荷物が届いただろ。
先日はキミの19才のお誕生日でしたね。
これで4度…キミのお誕生日を一緒に祝ってあげられなかったが
でも同じ寮に暮らす仲間が大好きなハンバーグとチャーハンを作って
お祝いしてくれたようで、ほんとうによかったね!
嬉しそうにメールしてきたキミからの写メ。
美味しそうだね!(このコップの黒いのは…コーラか?お茶か?)
「きみちゃんお手製のふりかけたら出来る、チャーハン!
それから焼きそばはね、ソースも付いちょうが~♪」と嬉しそうな電話の声。
・・・
そうか。
多くは語らないでおこう(笑)
お恥ずかしい話ですがねぇねはまったく料理ができません。
しかし、食べることは大好きです!
そんなキミの生まれた日は青空が眩しい4月。
病室のベットから眺めたあの空とモコモコの真っ白い雲を鮮明に覚えている。
ほんとうは男の子三人が希望だった。
その下に年の離れた女の子が生まれたらいいなぁ…と。
それがなんとも計画失敗(笑)
二人目の出産で「おぎゃ~」と言う声を発したのは女の子だった。
はっきりいって超~がっかり・・・は、初めに思っただけ。
柔らかい赤ん坊のキミを抱っこして「守ってやらんといかん」って思ったね、母さんは。
キミは「産んでくれてありがとう。」と母さんに言うけど
母さんもキミがワタシの子どもとして生まれてきてくれたことを
ほんとうに感謝しています。
少しばかり遠く離れてしまったけど心はいつもキミの側にいるよ。
ずっとずっとキミを応援しているから
身体に気をつけて悔いのないようがんばるんだよ!
と言うことで。
キミがいつも楽しみにしてはスズメに先を越されてつつかれていた
サクランボの木に父さんと鳥避けのネットを張りました。
見て!
今年はいつになく桜の花がたくさん咲いたので一杯実が成ってるよ。
しばらくほったらかしにしていたらキミの大好きな
ブーブーがこじゃんと生い茂っていたよ。
隙間に咲いていた雑草もわいそうだったけどみんな引っこ抜きました。
お陰で汗だくだ。
たけぞう~!
おい!おい!
現場監督、どっち見てんの?
そう、そう、しっかり見てないと。
とうちゃんが落っこちたら大変だよ。
とうちゃんとかあちゃんの作業を心配げに見つめる現場監督。
大人しく堤防にたたずんでます。
一応、ネットをかけました。
これで少しは鳥避けになるといいけどな。
「とうちゃんはよくがんばったでし!
でもおいらが思うには…でしね~。
あの隙間と、この隙間と…スズメさんが入ってきてでしね~。
網に引っかかって大変なことになると思いましよ~。」
・・・
その心配がなくはないが
想像するのも恐ろしいのでこの際スズメの幸運を祈ろうと思う。
まっこんな案配だ。
上手くサクランボが色付いたらキミに送るよ! 母より。