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人生を楽しく生きるための試行錯誤

邪馬台国と狗奴国の戦い

2009-10-31 15:02:53 | 邪馬台国

魏志倭人伝に邪馬台国と狗奴国が戦ったことが書かれています。でもどちらが勝ったかは書かれていないのです。そこで推理してみましょう。まず卑弥呼について考えてみましょう。卑弥呼が現れる前は倭国大乱ということで長い間倭国全体が戦争をしていたようです。そこへ卑弥呼が現れ、戦争を治め、倭国に平和を導いたのです。通常、戦争状態になった場合一方が一方を征服して平和が訪れるか、より強力な国家が仲裁をして平和が訪れます。古代の倭国には仲裁をしてくれる国家などないわけですから、強力な国が他国を征服して平和になるのが普通です。ところが卑弥呼の武勇伝は記録されていないのです。倭国大乱を治めるような征服の戦いがあったのなら必ず民族の記憶として残るはずです。でも残っていない。なぜか、卑弥呼は外交によって平和を導いたのでしょう。すごい女性です。有史以来最大の政治家、外交手腕といってもよいでしょう。卑弥呼以外にそんなことをした人を一人でも挙げられるでしょうか?このような偉大な政治家が狗奴国との戦いで命を賭けた戦いをするでしょうか?おそらく、小競合いはあったでしょうがその段階で利害をうまく調節し、対等合併の形で狗奴国を邪馬台国連合に引き入れたのでしょう。


邪馬台国と大和朝廷

2009-10-30 10:10:43 | 邪馬台国

邪馬台国が大和朝廷の前身であったかどうかは邪馬台国の位置を推理する上で重要なポイントである。日本書記に邪馬台国の女王卑弥呼が神功皇后であると示唆している部分がある。神功皇后は大和朝廷初期の英雄である。神功皇后が卑弥呼かどうかは別にして、自分の祖先の英雄を卑弥呼であると示唆することは大和朝廷が邪馬台国を自分自身か自分の前身と考えていた有力な証拠となりうる。それに対して邪馬台国のことが日本書記には出てこないではないか?もし邪馬台国が大和朝廷の前身であれば出てくるはずだという反論がきそうである。しかしこれは読み方の問題である。ヤマタイと読むから出てこないだけでヤマトと読めば日本書紀自体がヤマトの歴史を描いており、邪馬台国が出てこないという議論は成立しない。魏志倭人伝には「壱」の旧字体が使われておりヤマイ(ヤマイチ)が正しいという議論があるが、他の文献(後漢書など)では「台」の旧字体が使われている。ヤマトという発音に字を当てたと考えれば後漢書の方が正しいのであろう。


邪馬台国はいずこに(3)、地勢的条件 

2009-10-24 13:21:34 | 邪馬台国

人が生きていくには食物が必要です。海の幸、山の幸だけでは多くの人が生きていくことはできません。耕作、特に稲作が日本列島にもたらされて以降人口が一挙に増えます。住む場所も海岸や山の麓から稲作のできる平野に変わってきます。人の増加につれて、外敵の侵略に対する防御と犯罪者から個人を守るために国ができてきます。稲作のできる、川のある平野部には人が集まり国ができ、大きな平野には強い国ができます。大きな平野と川を有し、稲作に適した温暖な季候の場所を挙げてみると、関東、東海、京阪奈、岡山、広島、佐賀・福岡ということになります。邪馬台国もこれらのどこかにあったはずです。そしてそのころ倭国の勢力を2分する国、狗奴国も邪馬台国に近接して上のエリアのどこかにあったはずです。邪馬台国の位置が絞られてきました。次回以降ご期待ください。


人工記憶

2009-10-23 18:24:57 | 遺伝

オックスフォード大学などの英米チームが人工記憶に成功した。内容はこうだ。ショウジョウバエにある匂いをかがせると同時に電気ショックを与えると12種類のニューロンに変化があることが分かった。そこでレーザをあてるとニューロンが活性化することを利用して、この12種類のニューロンに同様の変化を与えたところ、そのショウジョウバエは「匂い+電気ショック」の経験をさせていないにもかかわらず、他のショウジョウバエに「匂い+電気ショック」を与えていた時と同じ匂いを与えるとそれから回避する行動をとるようになった。つまり記憶を人工的に作り出したわけである。これは非常に大きな成果である。記憶がある種の記号であることを示唆しているからである。私は前に「おとしぶみ」のところで記憶が遺伝するという立場であると書いたが、この成果はそれをサポートする。


邪馬台国はいずこに?魏志倭人伝について

2009-10-22 22:12:58 | 邪馬台国

邪馬台国といえば魏志倭人伝を思い浮かべる人は多いであろう。そしてこの魏志倭人伝を基にして邪馬台国の位置を出そうとする人も多い。しかしこの取り組み方はあまりよいとはいえない。なぜならば魏志倭人伝の書かれ方を推理してみれば邪馬台国の位置を出すための資料としては適切でないと判断できるからである。魏志倭人伝は、陳寿が魏、呉、蜀の3つの国の歴史を纏め上げた「三国志」の中の魏書の東夷伝倭人条のことである。この壮大な歴史書はおそらく資料を集め、人の話を聞き、そして当時の常識を基に資料間の関連付けを行い、不足している情報を推理補完して書き上げられたものであろう。当然曖昧なところや事実と違うところもあるに違いない。魏志倭人伝にいたっては、倭国が辺境の国であり、少ない断片的な情報を基に作り上げられたもので、正確に書かれているとは考えないほうがよい。実際、魏志倭人伝の言う通りに行くと海の中に邪馬台国が存在することになる。それをいろんなこじ付けをして陸地にもってくることはあまり意味のないことである。


すばらしきかな日本人

2009-10-18 23:08:21 | うんちく・小ネタ

「JIN-仁」というドラマで緒方洪庵が種痘を行ったと言っていた。ホントかなと調べてみると本当であった。日本で最初に種痘をおこなったのは楢林宗建、本格的に牛痘による種痘を行ったのが緒方洪庵ということであった。ジェンナーが牛痘(牛の天然痘から作るワクチン)による種痘法を開発したのが1796年。宗建が種痘を始めたのが1849年、そして洪庵が本格的に開始した。その頃の技術が伝わる速度を考えると超高速と言えるであろう。驚くのはまだ早い。緒方春朔という医者がいて、1790年には人痘(人の天然痘から作るワクチン)ではあるが種痘を実用化していたのである。それまでも中国やインドで人痘による種痘は行われたが安全なものではなく、種痘で天然痘を引き起こしてしまう危険性があった。春朔はこれを改良して安全なものとして実用化したのである。彼の言葉が残っている。「私が、種痘を施した子供は千数百人いるけれども、まだ一人も死なせた者はなく、顔にみにくい痘痕のあるものは誰もいない」 またすばらしい日本人を見つけた。


日本一の美女は誰?

2009-10-17 10:50:16 | うんちく・小ネタ

インターネットの人気投票 「2009年度・美女100人コンテスト」で台湾一の美女に選ばれたのは林志玲。では日本一の美女は誰か、考えるとこれが出てこない。美しい女性、可愛い女性、好きな女性、はたくさん出てくるのだが「日本一の美女」と修飾語がつくと出てこない。そこでアンケートを取ってみました。結果はまったく予想とは違って、人好き好きなんだ、というあたりまえの感想に至りました。では結果をご紹介しましょう。投票数は65でした。1位は5票で広末涼子。2位が4票で3人、仲間由起恵、宮沢りえ、鈴木京香です。ちょっと意外かな?でも最高にびっくりしたのは「妻」というのに5票入っていたことです。「妻が一番」大声で叫んでいた人がいて、この人を賞賛する人が10人も出てきて、のろけただけなのに、思わぬヒーローが生まれました。それから「私」と言う人が6人。ナルシスト健在。2票以上入った人は下記の通りです。
伊藤美咲、佐々木希、ベッキー、菅野美穂、上戸彩、壇れい、長谷川京子、奥菜恵、小雪
個人的には、このアンケートを取って初めて名前を知った、そしてちょうどその時「さんまのまんま」に出ていて見ることができた佐々木希をしばらく応援することに。一応ここから買ってくれることを期待してバナーをあげておこう。

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ビートルズのカバーアルバム、LOVELOVELOVE 発売!

2009-10-15 12:51:36 | 音楽

ビートルズと聞くと耳を傾けるファンがまだまだたくさんおられると思います。オリジナルアルバムのリマスター盤が発売され、世界に大きな風を巻き起こしています。そんな中でまた違ったテイストのカバーアルバムが「LOVELOVELOVE] がEMIから発売されました。アーティストを一部紹介すると。椎名林檎、坂本冬美、松任谷由美、ALFEE、原田知世、GLAY ・・・など。いろんなジャンルのアーティストがカバー、ちょっと聴いてみたいと思いませんか?

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価格:¥ 3,000(税込)
発売日:2009-10-14


ES細胞から作った心臓細胞を薬が引き起こす不整脈の検査に

2009-10-12 12:29:18 | iPS細胞

東京医科歯科大の安田賢二教授と山梨大の杉山篤准教授らはES細胞から作成した心臓細胞に電極を装着し、電気信号を計測できるようにした上で不整脈を引き起こす薬剤を投与し、不整脈を引き起こすかどうかを判定できる波形の検出に成功したそうです。不整脈を引き起こす薬かどうかを人体で実験するわけにもいかないので従来は動物実験に頼っていたのですが、やはり人間と動物とは違い臨床試験や販売時に不整脈を引き起こすことが分かり、ストップがかかることなどがあったらしい。これを人のES細胞から作った心臓細胞で事前チェックできれば副作用の危険性回避や経済的なリスクを低減できる。またES細胞のかわりに人の体細胞から作成できるips細胞を用いて心臓細胞を作れば倫理問題を回避するとともに飛躍的に実験数を増すことができ、多くの副作用の事前チェックが可能となります。なかなか楽しみな研究です。


ロナウド、魔術には魔術で!

2009-10-09 23:50:50 | ニュース

ポルトガルのサッカー選手、クリスティアーノ・ロナウド。グランドではボールを魔術のように扱うスーパースター。題名を見た人はサッカーの話かと思われたであろう。しかしこれはグランド外の話。スーパースターでイケメンときたら女性がほっておかない、多くの女性と浮名を流している。その罰があたったようだ。ロナウドにふられた女性がスペインの魔術師ぺぺに、ロナウドの選手生命を縮める呪いを依頼した。そのとたんロナウドは欧州チャンピオンズリーグで右足首を捻挫。魔術師ぺぺは黒の蝋人形とロナウドの名前を走り書きした写真を持って大自慢。ここまでなら「そうか」で終わるのだが、これからが面白い。こんどはロナウドの友人が魔術師フェフェに頼んでぺぺの呪いからロナウドを守る魔術をかけさせた。どちらの魔術師が勝つのだろう。面白い、と思ってみたが、なんと非現実的な世界が存在するのだろうと我に返った。それにしても女は怖い。