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映画「イノセンツ」@ユナイテッドシネマ豊洲(2023/7/28)

2023-07-29 16:25:20 | 映画感想
何を見るか迷ったが「ノルウェー映画」は見た記憶がない。
無垢、無邪気な子供たちが超能力を得て、ちょっとしたいたずらがエスカレートしていき、
自我が崩壊していく、となると、「クロニクル」のような展開を想像した。

「クロニクル」は、モキュメンタリータッチの映画で、ビデオ撮影が好きな仲良し高校生3人が、
宇宙船の残骸か何かに触れたことにより超能力を得て、いたずらをするが、徐々にエスカレートし、
ついには暴走して破滅的結末を迎えるといったもの。
同作にはメインキャラとして、デイン・デハーンとマイケル・B・ジョーダンが出ている。



ノルウェー映画を見たことがないということは、監督もキャストも知らない。
ノオミ・ラパスが頭に浮かんだが、彼女はスウェーデン出身で「ドラゴン・タトゥーの女」は
もともとはスウェーデン映画。



冒頭は、自閉症の姉(アナ)を持つ女の子(イーダ)が両親と一緒に田舎のマンションに越してくるところから。
環境を変えることで自閉症の改善になると考えていた両親だが、ことは思うように運ばない。

イーダは一人で遊びに行き、ベンと言う男の子と知り合う。
ベンはサイコキネシス(念力、念動力)の持ち主で軽いものなら動かすことができる。

アイシャは友達がいない女の子。
嫌々、アナを連れて外出したイーダがベンと遊んでいるうちにアナはアイシャと仲良くなる。
アイシャはテレパシー能力の持ち主で、言葉を発しないアナの考えがわかる。

アナを介してアイシャとも友達になったイーダ。
ベンも入れて、テレコキネシスやテレパシーで遊ぶうちにどんどんと能力が強化されていく。

ベンの軽い気持ちのいたずらで、母親は大けが、大やけどを負ってしまう。
ベンはさらにテレコキネシスや、エンパシーまがいの能力(他人の感覚を惑わせて思惑通りの行動を強いる)で、
いじめっ子に復讐していく。

徐々にエスカレートしていくベンの行動は、他の3人にとって脅威となっていくだけでなく、ベンとの対立、
ひいては排除しようとする動きにつながっていく。

果たしてどうなるのか。
結末やいかに。



ゆっくりした展開で、日常よくあるであろうシーンが続く中に、所々超能力が示される。
遊んでいるうちに超能力が強化されて行くのも突飛ではなく、ゆっくりと進んでいく。
スリラーと言うか、ソフトホラーと言うか。

ほんの無邪気ないたずらのつもりが、どんどんエスカレートして取り返しがつかないことを起こしてしまう。
映画の紹介によれば、「童夢」にインスパイアされたらしい。
展開に類似点はあるが、人物の設定などは全く違う。

なお、子供たちの異変に大人は全く気が付かない。



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