uparupapapa 日記

今の日本の政治が嫌いです。
だからblogで訴えます。


信を問う

2020-04-16 09:04:35 | 日記
          孔子の言葉

 

  子貢政を問う

 子曰く「食を足らしめ、兵をたらしめ、民をして信あらしめよ。」
子貢曰く「やむを得ずして除かんとするときは、
     何をか先にすべき?」
  曰く「兵を除け。」
子貢曰く「やむを得ずして除かんとするときは、
     二者に於いて何をか先にすべき?」
  曰く「食を除け、民に信無くんば国立たず。」


注釈  信による人間関係は、政治の全てに優先するという主張。




 現在の日本における政治・行政の思考と行動は
明らかに国民の『信』を失いつつある。


孔子の言う『食』とは、現在のコロナとの戦いに於いては
『食』を得るための『職』、
即ち生業(なりわい)を指す。

そして『信』とは、
どんな手段を講じても、必ず国民を守り抜くとの覚悟と姿勢を
国民に示し、即座に行動に移す行為を指す。



前回の日記でも示したが、
今、国と自治体がすべき最優先事項は、
医療の確保と、生活の保障を実現し、
同時に人的接触の極限の制限状況の確保・維持。
結果早期終息を果たす道筋を示し
国民のコンセンサスを得る事である。


今この国はその点がうまくいっていない。

危機感の希薄な外出者たち。
意に反しても家計のため働く人々。
先行きの不安と閉塞感に苛まされている人々。


そうした国民の不満、困窮が
目に見えて現れつつある。

もう時間はない。


戦時中に喩えたら、
今は空襲警報を発令し、
とっくに防空壕への避難を
終えていなければならない状況である。

空一杯に焼夷弾が降り注ぎ、
そのいくつかがすでに着弾、
各地で火災が発生しているのだ。


在宅ワークができない?
毎日の買い物は欠かせない?
散歩は健康増進のため止められない?


焼夷弾があなたの頭の上に降ってきているのに?


国の、自治体の経済支援を背景にした
自宅待機の半強制の実行の時ではないのか?


この国の悪政の根幹
財務省の権限を奪い取り、
行政の長が強権の発動をすべきである。

それができないのであれば、
安倍内閣は即座に辞職しなければならない事案の時ではあるが、
今は戦時体制構築のとき。
緊急事態の悪化を招いた責任を取り、
死ぬ気で頑張れ!



国民に対するプロミス(promise)
国民とのコンセンサス(consensus)
国民参加の統一行動(united action)

の実現是即ち国民の『信』なり。


今回のウイルス蔓延に対し、
いち早く緊急事態宣言を発出した北海道知事。
同じく国に物云う吉村大阪府知事。


私は個人的に
この二人に注目している。

なぜならいち早く財政的裏付けを持たない段階での
効果的有効な措置を発表し、実行しつつあるから。


台所状態が無理と分かっていても
やる行為を無謀・無責任と謗られるなら
確かにそうだが、
自らの明確な責任問題になることを自覚・覚悟の上で
緊急対策を講じる姿勢はまさに『信』を得る行為だと思う。

国民の命がかかっている。

まず命を救い、金の問題はその後だ。

安倍内閣が死ぬ気であたれとは
そういう事だ。


私のような底辺の民でも
自分の意思を持ち
一挙手一投足を注視していることを
忘れないで欲しい。