残された日々

 

君と僕は今年の暮れには二人とも６７歳になる。

僕たちは、いつまで今と同じように時を過ごせるのだろうか。

僕は今でも１９歳の頃と同じように君を愛している。

たぶん、君も、今でも僕と同じように、僕のことを愛しているだろう。

しかし、これから、何時まで、何日、何ヶ月、何年、今のような時を過ごすことが出来るのだろう。君が、僕が、不慮の事故で時を待たずに、または病気を患って数ヶ月後、数年後に命を失うかもしれない。あるいは、互いの記憶が薄れてお互いを認識できなくなり、君や僕の大切な記憶を失ってしまうかもしれない。

僕は君の意思に逆らって、今も仕事を続けている。君は僕の体の衰えを心配している。

僕たちに残された幸せな日々はいつまで続くのだろう。僕は明日訪れるかもしれない突然の出来事に抗いながら、君と僕に残された日々を、これまで通り積み重ねていきたい。

 

孫の誕生日

私には４人の孫がいます。秋には５人目が誕生の予定です。すべて女の子です。

今日は長女の上の子の９歳の誕生日でした。コロナの影響で、前期高齢者の私たち夫婦はお祝いに駆けつけることもできずに、ＬＩＮＥ動画でおめでとうコールをしました。随分と身長も伸びてきて、どちらかといえばホビット族に近い私の中学入学時の身長と同じくらいになっています。ということで、2台目の新しい自転車を買ってあげることにしました。孫は1台目の自転車を、ほとんど乗りこなせずに、自転車は倉庫に眠っていました。たぶん次女が1台目の自転車を引き継いでくれると思います。