コロナ禍前に
5,6回バスハイクに
参加していた。
低料金でいろんな手頃な
観光地に連れていってくれる。
おお、老いの楽しみに
これはいい。
と思っていたら、コロナ禍が
始まって今は参加休止しているけれど。
ツアーには参加者のお世話係りとして添乗員さんが同乗している。
それぞれに個性があって、面白い。
参加者を楽しませるために
いろいろ、クイズなど考えてきていたり、手作の掲示板など用意していたり、ツアーの終わりにはゴミ袋を
持ってゴミを集め、
参加者、バス会社の負担を
減らそうと工夫したり人それぞれに気働きが見えたりしてね。
当然、ツアーの終わりには
例のアンケートをとる。
企画の評価、料理の評価
運転手さんの評価、添乗員の
評価、価格の評価などを
1大変良い、2良い 3普通
4悪い 5大変悪い
の五段階で評価しろとなど
という書類が回ってくる。
まあ、大概、良いとか普通とかに
◯をつけて終わりとするのだが添乗員さんの評価を2度
大変良いとしたことがある。
一人は説明がとても丁寧。
日が落ちてから駐車場のバスに参加者それぞれが
かなりの距離を
歩いて戻らなくてはならないところの道を
手作りの簡単な地図を
作り配り、行くときにこの看板が目印です。
見えたら右に曲がりましょうだの、この段差は夜見えにくいので注意してほしい、
だの参加者の安全に気使っている部分が見えて感心した。
大変良いに〇をつけ、
「説明が
とても丁寧でわかりやすかった。」
と特記した。
二人目は添乗員として
特別説明が上手とか
話題が豊富だとかの
印象はない。
ただ、私はゲームで
代3位となり
賞品を貰ったのだった。
まあ他の添乗員さんも
ゲームに賞品をくれる人
もいるけれど
大概それは提携している
販売店から
提供された物だったりする。
だから、平たく言うと栞とか
の安いもの。
けれど彼女は3位である私に
ずっしりと量のある食べ物の
お土産をくれたのである。
3位でこれなら1位は何を
貰ったのだろうと思わせるような感じだった。
ああ、彼女は自腹を切ったのだと思った。
物を貰ってアンケートに
低い評価を下すほど
豪胆な私ではない。
大変良いとして「添乗員さんとしてまた是非お会いしたい」と
特記しておいた。
しかし、彼女はまだ20代後半位なのに
世の中の渡り方を良く知っていてある意味感心した。
彼女はきっと出世するだろうなと思うのだがどうだろうか。