例えば、山野草の中に
「アキノタムラソウ」
という名前を持ったものがある。
多分、発見者が自分の名前を
その植物に名付けたのだろう。
私もいつか新種の植物を見つけ、
自分の名前をつけたい。
そんな夢がふと頭に浮かぶ。
勿論、それは夢の夢。
自分一人で月に行き月の石を
持って帰る位の奇跡だろう。
初冬の草原を歩いて
余り人の来ないような遊歩道の
側に何かオーラを持った植物を
見つけた。
こ、これは、見たことがない。
全ての植物を知っているわけでは
当然ないのだが、コンナの見たことない。
バシバシ写真撮って調べなくっちゃ。
場所も忘れないように軽く地図をメモる。
花弁が筒になってるノコンギク。
これがそう。
でも、待てよ。
昔、花弁が筒になってるコスモス
見たことが有るなあ。
何だか似ている。
確かバイオテクノロジーで
作ったと聞いたことがある。
期待と不安がおしよせる。
急いで自宅に帰り図鑑で調べるが
私の持っているものには載っていない。
ネットで調べる。
う~ん。難しい。
でも多分「キョクザキヨメナ」別の名は
「オビトケノコンギク。」
九州では普通に見れるって書いてあるけど、
ここら辺では見たことはない。
ノコンギクの変種で帯解峠で見つかった
らしい。
その変種は栽培されているらしい。
私が見つけたものは、栽培されたものが
どこからか逃げ出してきたのか、
自生したものかはっきりわからないなあ。
やっぱり、月は遠いね。
チャンチャン。