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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

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龍馬とカステラ、西郷どん。(志ということ)

2010年07月27日 | 岸本 晃の風呂敷
 先週のNHK龍馬伝で龍馬達が資金づくりにカステラを作り始めるのですが失敗したり、商人の気っぷのいい女将のような人に先行投資?で資金になる5両をもらったりしていました。ドラマですし原作も知らないのでどこまで本当かは別にして龍馬が「商人心」に芽生えていくプロセスがうまく表現されていました。特に脱藩したとはいえ本来侍である龍馬が西郷どんという薩摩をバックにどっしりと幕府と事を構えようという人物に商人の生き方の斬新さを説くところはこのドラマの要のように感じます。

 商人は金のため、利益のためなら誰とでも組む。勿論いい意味で商人を捉えているのであって決して非難する気持ちは龍馬にはありません。学んだのでした、コンセプトが合えば人間はあらゆるしがらみを超えてつながれるという商人の知恵を。商人にとって「金」というコンセプトが龍馬や西郷どんには「日本を守る」ことだったはずなのに西郷どんは「薩摩だ、長州だ」と「日本人同士で狭い鶏小屋でけんかしちょる」といってます。

 「日本を守る」が志なら長州とも一緒にやれるはずという龍馬の主張は柔らかい頭のなせるところではありますがやはり「日本を守る」ことをとことんその時代のど真中で考えた結果だろうと共感します。時代の波を上手によけながら麻雀で遊ぶ商人のネットワークは強烈なものですが、龍馬の「日本を守る」=「志」は遥かに超えた力があったのですきっと。女将が先行投資する理由はそこにあっただろうと推察します。

 しかしこういう話もドラマで客観的にあの時代を見ているから誰にもわかるようにストーリーはすすんでいくのですがその時代のど真中にいれば一人一人は一体どう動くのか?今現在の時代と自分自身を振り返れば容易にイメージできます。売れないカステラをいっぱい作っている人はあまりいませんがいつかそれはカステラではない方法で実現するのでしょう。カステラが問題ではなくカステラで実現しようとする志さえ失わなければです。

@写真は西郷どんが西南の役で清正公に敗れたとつぶやいたとされる難攻不落だった熊本城


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