
熊本では加藤清正を「せいしょこさん」と呼んで親しんでいます。清正は天下の名城熊本城をつくり豊臣秀吉や徳川家康が最も恐れていた薩摩藩へのにらみをきかせていたのです。
その清正像が熊本市内の丘陵にある本妙寺というお寺に祭られています。素晴らしい銅像ですが高すぎてなかなか表情までが見えません。しかし槍をしっかとにぎっている勇姿は圧巻です。虎退治で勇名を轟かせたのですが実際はとてもやさしい方だったとの記述もあるようです。さて清正の目線を直線に辿っていくと熊本城天守閣があります。同じ高さに建てたようです。
そしてこの地はわたしにとっては第1作目の住民手作りドラマ「平成元年のタイムスリップ」のロケをした懐かしい場所です。ドラマ監督第1作目ですがその後ドラマプロデュースが面白くとうとう監督はこの1作だけになりましたが・・・。この手作りドラマは平成元年当時日本で初めての試みでドラマは普通3,000万円の制作費がかかるという常識を破ってわずか250万円で作ったドラマです。
しかも日本テレビ系列約10数局で放送され全国の注目を集めました。わたしは民放テレビ局のディレクターであり記者でしたがこの頃から記録者の記者よりは創る作業の多いディレクターが好きでした。住民記者ではなく住民ディレクターとした所以です。ドラマは今ならさらに低コストで出来る環境です。手軽な3分ドラマからどっしり1時間ドラマまで住民主体のドラマづくりは地域活性化の手法としてはかなり効果が見込める手法です。10月からですが「一人六役」の映像制作に続いて手作りドラマ制作のノウハウも公開していきます。
お元気そうで何よりです
それではまた