ほぐしの手の橋本です。
皆さん! お元気ですか? 私はとても元気です。
さて、今回は、Daniel G Amen博士について書かれたページを紹介します。「Are you wrecking your brain? Chilling picture reveal shocking effects of alcohol, cigarettes and even caffeine on the mind(あなたは自分の脳を破壊していませんか? 脳の不活性部位を示す写真で、アルコールやタバコだけでなくカフェインでさえ、心に及ぼすショッキングな影響を及ぼしていることがわかる」というものです。
Daniel G Amen博士は、アメリカでもっとも知名度の高い精神科医であり、脳の解析画像の所有量に関しては世界一といわれています。先ず、下の画像を見てください。これはAmen博士の研究データの一部ですが、色々な人の脳の状態を示した画像です。黒くなっているところが、脳が働いていない箇所ということです。
左上の精神的・肉体的に健康な人の脳の解析画像を見て見ますと、大部分が明るく、この脳全体に血流が良好であることがわかります。
右上の写真は、一日にタバコを2箱、コーヒーを3ポットの常用している人の脳の解析画像です。
左下の写真はアルコール依存者の脳の解析画像、右下がアルツハイマーを患った人の脳の解析画像です。
この画像の上部が前頭部、下が後頭部になっています。
これらから言えることは、ニコチンやカフェイン、アルコールは脳、特に前頭前野に対して、大きなダメージを与えるということです。
特に大量のアルコールは、驚くほど即効性があり、特に前頭前野の脳細胞を死滅させつつ、血管を塞いでいきます。
ところで、前頭前野は、
- 思考する
- 行動を抑制する
- コミュニケーションする
- 意思決定する
- 情動の制御をする
- 記憶のコントロールをする
- 意識・注意を集中する
- 注意を分散する
などの働きがあるそうです。(学習療法HPより)
ですから、前頭前野のダメージで、判断力・思考力が落ち、衝動的になり、その上うつ病のリスクが高くなります。
余談ですが、酒を飲んで前後不覚になるということをよく聞きますが納得できますね。
とにかく、Amen博士によれば、アルコールを控え、一日3杯以下のコーヒー、お茶・炭酸飲料・チョコレートも控え目で、さらに喫煙しないということが、脳の健康のためにおすすめということです。ニコチンやカフェインは減少すると脳は回復しますが、アルコールは脳細胞を死滅だせるので、あまりアルコールの飲みすぎには注意してください。
健康で長生きしたければ、注意したいところです。