「半径500mの日常」
著者:群ようこ
関連まとめページっ資料室(仮):「椎名誠」と愉快な仲間たち
「巨大ナメクジにヘビの群、蚊に襲われて真っ赤っ赤。それでも行くぞマゾ旅行者」
ま、↑コレ見りゃ想像付くだろうが…昆虫・軟体動物・爬虫類が苦手な方はスルー推奨w
「あなたは誰かのそっくりさん?思い出したくない屈辱の過去」
あぁ確かに中村勘九郎(たぶん5代目)に似てるわ←読めば解る。幼少期あるあるとはいえホーナーとミッキー吉野は笑う(ホーナーは幼少期じゃないし)。
「髪は伸び放題、爪は真っ黒、ゴキブリと呼ばれた欠食学生、今いずこ?」
さすがというか、昭和の連載だけはある弩ストレートすぎる表現w
「二階からとび降りたら一万円」とかってこの手の話の定番だな。
「本が売れれば売れるほど我が恥も広まる 作家の娘を持った母の頭痛のタネ」
ジャンルにもよるし、「作家」というより「エッセイスト」のあるあるかな。でも、お母んの気持ちはよく解る。
「大学は出たけれど……就職、恋愛、お見合いに青春を燃やす女たち」
上にも書いたけど、昭和だからね?…でも今、似たような話がまだまだある。(小声)あんまり進歩してない感。
「カルガモに浮かれるヒマがあるならば思いを馳せよ、保健所送りの犬猫に」
表題の件もなかなか読ませるんだけど…じつは一番の読みどころは232ページの2行目から。
いきなりこういうのをブッ込んで来るから著者のエッセイは油断ならない。
作家を娘に持ったお母んの日常を笑うだけではないのである。
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ