「27」
著者:原田宗典
まとめページっ資料室(仮):「原田宗典」
本著では「いつもの原田宗典」らしからぬ姿がチラ見えする。
「消えてなくなる夢」では著者自身も関わる「芝居(舞台)」と「活字(小説)」の違いについて哲学じみた半ドキュメンタリーを描く。
「揚げものベストナイン」…は一転「いつもの原田宗典」全開。独特の視点と語り口が堪らない。
…なんてニヤニヤパラッとページをめくるといきなり「六月、父の帽子」でノスタルジックな往復ビンタを喰らう…この「ギャップ」。
…油断は禁物…恐るべし原田宗典…。
「叱られ上手が成功する」の項では「叱られる」という成長過程の経験の重要性について語る。
限り無く叱られる事で「どこまでヤラカシたらアウト」なのか、また「どのラインがギリギリセーフなのか」…を身体で学ぶ。
そのプロセスが稀薄だったり、ましてや皆無だったりすると「自由」との線引きが曖昧になり、やりたい放題で反省もない(つか反省ってのを知らないんだろうが)…。
著者自身に置き換えて笑いにしつつ書いているが…最近の無制限な暴走なんかを見るにかなり大きな問題提起だと思える(しかもこの本、20年以上も前に上辞されているってのに)。
…まるでレビューみたいじゃないか←
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
著者:原田宗典
まとめページっ資料室(仮):「原田宗典」
本著では「いつもの原田宗典」らしからぬ姿がチラ見えする。
「消えてなくなる夢」では著者自身も関わる「芝居(舞台)」と「活字(小説)」の違いについて哲学じみた半ドキュメンタリーを描く。
「揚げものベストナイン」…は一転「いつもの原田宗典」全開。独特の視点と語り口が堪らない。
…なんてニヤニヤパラッとページをめくるといきなり「六月、父の帽子」でノスタルジックな往復ビンタを喰らう…この「ギャップ」。
…油断は禁物…恐るべし原田宗典…。
「叱られ上手が成功する」の項では「叱られる」という成長過程の経験の重要性について語る。
限り無く叱られる事で「どこまでヤラカシたらアウト」なのか、また「どのラインがギリギリセーフなのか」…を身体で学ぶ。
そのプロセスが稀薄だったり、ましてや皆無だったりすると「自由」との線引きが曖昧になり、やりたい放題で反省もない(つか反省ってのを知らないんだろうが)…。
著者自身に置き換えて笑いにしつつ書いているが…最近の無制限な暴走なんかを見るにかなり大きな問題提起だと思える(しかもこの本、20年以上も前に上辞されているってのに)。
…まるでレビューみたいじゃないか←
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ