岐阜人 ヨーコ です!

岐阜のおばさんです。山登り大好き。岐阜近郊の山や、岐阜の情報を自分の視点で書いていきたいです。

夜叉ヶ池  登山 ~坂内より~

2013-07-01 18:39:31 | 山登り
2013.6.30(SUN)

【標高1,100メートルにある夜叉ヶ池は、古来より水が涸れたことがないという神秘的な池です。新緑や紅葉のシーズンには多くの登山者が夜叉ヶ池を目指して登山します。】揖斐川町観光情報より

今回は、池の上の三周ヶ岳、三国岳登頂はしないで夜叉ヶ池まで
頂上を目指すだけが登山ではない・・・正直に言えば危なかったからね・・・なにか。

お供 non

登り 1時間40分 (軽い休憩あり)
下り 1時間30分

「夜叉ヶ池」って聞いただけでもひかれる と、nonが言うので
あのお芝居にもなった夜叉姫の悲しい伝説で有名な夜叉ヶ池に登山
私は4年ぶり2回目。


池近くのお花畑に ニッコウキスゲは咲いているだろうか?
モリアオガエルは 卵を生んでいるだろうか?

6:30 岐阜市自宅出発 国道303号線を坂内に向かってひたすら走る

7:40 揖斐 「道の駅 星のふる里ふじはし」
     実はここでお弁当を買うつもりだった(ここといってもアバウトになんか店があるだろうと)
     さすが B型人間(二人とも)下調べ無し。こんな時間に開店しているはずもなく
     8時半からだよ、オバサン!今何時だと思ってんだ!!

7:50 救世主あらわる
     坂内「道の駅 夜叉ヶ池の里さかうち」
     早い時間だったけど、悲痛な顔のわたしらのために土産物売り場のレジをあけてくださる
     さすがにお弁当は無理だったけどパンと飲み物ゲット

     
     

     303号から「夜叉ヶ池」の標識に沿って、細くて危険なガードレールもない山道を
     40分ほどくねくねと走る。ところどころに落石があり、大丈夫か???とハラハラしながら
    
8:50 下にトイレ、水場ありの かなり広い駐車場に着く。
     すでに、満車状態だったが、ぎりぎり1台空いていてラッキー
     
     土日は早めに出ないと、路肩駐車を余儀なくされるね

9:00 登山開始

     いきなり登ろうとする私たちを、そばにいたオジサンが
     「下や」 と冷静に教えてくれる。 なんと
     夜叉ヶ池へは いったん下に下って沢を渡って 登山が始まるのだ。
     前に来たことあるのに忘れてた

何か所か、適当に見える渡り板があるんだけど 体重制限はないのか?と気にしながら
おそるおそる渡る


ブナやカエデの緑につつまれて、沢筋を登ったり下ったり、沢を渡る時は
飛び石を ピョンピョン、1時間ほどで幽玄の滝が目に前に現れて、しばし休憩
変化にとんだ楽しい道だ

しばらく行くと、前方に昇龍の滝が見えて




そこからは、本日の難関 夜叉壁を仰ぎながらの岩場がある。
ここからは、ポールが邪魔になるのでみんな、バックパックに収納する
ロープや鎖を使って、這い上がる


そして、足を止めて見上げると、今回のお目当て
ニッコウキスゲが綺麗にさいている。
だれも踏み入れることができない、崖の斜面一面に風に揺れている
  ~これが本当の高嶺の花~





そこを登りきると
夜叉ヶ池が下方に木の間から見える

そばにいた人が
「もう少し登って見ると、池がハート形に見えるよ」
と教えてくれたので
がんばって、登る。
確かに、木が生い茂っていなかったら
ハート?


池は、人間の足で荒らされないように木道が作ってあり
自然が守られている
4年ほど前に来た時は池のほとりで遊ぶこともできたけど
今は、土足も素足も厳禁です。



ゲンゴロウさんは見ることができなかったけど

二つ目のお目当て
モリアオガエルの卵は白っぽい泡状でのびた枝にいっぱいぶら下がっていた
 この卵は孵化するとちょうど下が池なので、雨と一緒にポチャンと落ちて
 泳ぎだすという画期的なシステム
 でも池には池の生き物(ゲンゴロウやイモリ)がいて、下で待ち受けていて食べられるらしい
 どこの世界も厳しいのね。


今日は日曜日という事もあって
団体さん、家族連れ、中高年のご夫婦 大勢の人で混雑している
時間がたつにつれ、座る場所もないくらいになった


30分くらいいて下山
下界ではあんなに暑かったのに、池の周りは天然のクーラー
しかも、モードは急速冷却、風速最大 って感じで半袖では寒い

今回
団体さん率いるガイドのような男の人と一緒になって
花や木の名前を教えてもらった


山のあちらこちらで、緑とのコントラストが美しい白いハナミズキのような木は「ヤマボウシ」
そのガイドさん私に 「食べれるんやよ」と何度も言ったのが気になる

池の近くでは
ノアザミ
白く細長い花は 伊吹トラノオ




下りは、nonちゃんと覚えた花の名前をクイズで
出し合って、サクサクおりる。1時間半で駐車場に到着。
駐車場はいっぱいになっていて、路肩に列をなしてあふれた車が止まっていた。

平日に静かな山歩きするのもいい
休日に人気の山を賑やかに歩くのも
それはそれで楽しい。