岐阜人 ヨーコ です!

岐阜のおばさんです。山登り大好き。岐阜近郊の山や、岐阜の情報を自分の視点で書いていきたいです。

白馬岳への道 (その2)

2013-07-17 22:32:20 | 山登り
2013.7.17

登山の成否は出発前に決まる!
“プランニング”の重要性


 と、「ヤマケイ」に書いてあった。

今まで、綿密な計画を立てて真面目な登山(山小屋泊)をしたことがなかった
 娘に任せきりだったり(燕岳)
 迷いようのない人気コースで観光登山だったり(北八ヶ岳)
 日帰りコースを泊りで行って時間に余裕があったり(仙丈ケ岳)

でも今回の白馬は二人とも初めてだし
チャレンジ的な山なので、それなりに準備をしっかりしようと思う


週間天気によると曇り時々晴れ

他サイトよりお借りした地図
①から⑮と進む



【行動予定】  白馬岳 標高 2932m
       〈日の出時刻 4:37 日の入り 19:13 〉

23日(火)2:00 PON宅集合 
          車にて 各務原IC~中央自動車道~岡谷JTC~豊科IC
          千国街道~

      6:30 八方第5駐車場にて「安全代行」にTEL
          スペアキーを渡す(予約済み)

      7:00 猿倉無料駐車場着
          登山開始

      14:00 白馬頂上庁舎泊


24日(水)早朝 天気が良ければ丸山にてサンライズ
         白馬頂上から小蓮華山→ 白馬大池→
         栂池自然園(6.5時間)
         栂池駐車場に転送された車にて帰宅

 【車の転送】まず、登山口へは30分手前の八方第五駐車場に着いたら
       代行会社に電話する。係りの人が来るのでスペアキーを渡す
       その後登山口の猿倉無料駐車場に向かい車を止め、登山開始
       その日の内に車は栂池駐車場に転送されている。

       事前リサーチにて、猿倉の駐車場が満車の時は、会社の車にて
       猿倉まで送ってもらえる。
       またこちらの都合で当日キャンセルもOK

       転送代 + 栂池P料金(300円)= 6000円


 【注意点】 悪天候の時雪渓は絶対登らない
       落石に注意
       ふざけて道をはずれて、割れ目などにはまらない
       軽アイゼンとストックを忘れない
       アイゼン装着はもたつかないよう事前練習を怠らない(ひばりさんアドバイス)
       行程が長いので 行動食を多めに持つ(個人的な意見)

      
  あとは花の名前を覚えると楽しいかな
  
  

  どんな花に出会えるのか楽しみ!      
       

白馬岳への道 (その1)

2013-07-15 22:31:19 | 山登り
2013.7.15

いよいよ夏山シーズンが到来

3年前初めて小屋泊まりデビューして、遠くの山まで行けるようになり山の世界が広がった。
(昔は お風呂も、部屋にトイレもパジャマもない山で泊まるなんて120%以上考えもしなかったな~・・・人生ってわからない)

実際泊まってみれば、思ったより快適で、同じ目的の人たちの集まりなのでルールも守られ、また楽しい出会いの場もできる。

登山後、美味しいビールが飲めたり(私はお酒飲めないけどなぜか山では生ビールがいける)早起きして日の出や朝焼けを見たり、日帰りでは決して味わうことができない非日常の体験が数々できて
山旅がますます楽しくなった。


そこで今年の 初小屋泊まり どこ登るか?
 そうだ! 白馬 行こう

と、決めたのが6月初め

まずは、無料のパンフレットをゲット(そこ?)





その後パート先に休日届を出し、どんどん計画は進む

いつ : 7月23~24日

誰と : 山の相棒 PONちゃん

手段 : マイカーで猿倉(登山口)まで行って白馬頂上宿舎泊
     2日目に白馬岳を経て栂池に下りる  ゴールデンルートじゃあありませんか。

ここで、問題が 
登山のスタートとゴールが離れているので車をどうするか?

 登山口の猿倉の駐車場に車を駐車し、栂池に下りた後タクシーで戻る

 「安全代行」という車を移動してくれるサービスを利用して、猿倉で車を引き渡し、栂池に転送してもらう

どちらも、代金は一緒位 5500~6000円

今日はその打ち合わせをPONとする。
のほうが、時間的ロスが少ないので、明日その会社に電話して
詳しく聞いて、よさそうなら予約することにする。

もう一つ問題が 白馬岳という山は
剱沢(つるぎさわ)雪渓 ・ 針ノ木雪渓 と並んで 日本三大雪渓のひとつに数えられる雪渓があるらしい。

雪渓(せっけい)とは、高山など標高の高い場所の谷や沢の積雪が溶けずに残った地帯 。または積雪 】

なので、アイゼンという、雪道用に靴底に装着する爪が付いた用具がいる
もちろん持ってないので今日は

用意その①として  アイゼン買いました~。
ただいま、登山用品店では夏のバーゲン開催中
1割引きで購入。



これストラップで靴に装着するので、店員さんが「山で、もたつかないために装着に慣れておくといいですよ」と、どんくさそうな私のために何度もストラップのかけ方を実演してくれて、やらせてくれて、「初めてにしてはお上手ですね」なんて・・・それほどでも~。

そういえば、OLの頃上司が私に「 言ってみせ、やってみせて、やらせてみせ、誉めてやらねばお前は育たん!」とよく言われたけど、ここの店員さんは正にそれを実行しとるわ。すごい。

これでアイテムはすべて揃った。


明日すること
登山口 猿倉までのルートを調べて、時間を計算し「安全代行」に電話する
白馬岳について、無料パンフレットだけでなく、ネットや地図で詳しく調べる(早くやれっ!ってか)
当日の朝ごはんについて考える

  つづく

板取  ~アジサイロード~

2013-07-06 22:24:01 | プチ旅
2013.7.6(SAT)

今日は大事なお客様を招待して
板取を案内した

というか、連れまわした。

先週、アジサイ祭りだったが、アジサイという花は
パッと咲いて潔く散る桜と違って
徐々に咲いて、いつのまにか色あせていくという
最後が煮え切らない感じなので、きっと
満開から1週間後でもいける!

と思い、出かけたら、予想的中
まだまだ満開!

板取川沿いの
県道52号は
色とりどりのアジサイで埋めつくされ
今日のような時折ふる雨を歓迎するように
咲き誇っていた

この街道はアジサイロードとよばれ
「日本の道100選」にも選ばれている。

【街道沿いのアジサイ群は植樹により生まれたもので、関市に吸収合併される以前の板取村からの取り組みにより現在に至る。この取り組みは岐阜県のフラワーロード事業の一環として1976年に始められたもので、「梅雨のうっとうしい時期に花を見て心を豊かにしよう」と当時の村長により発案された。植樹として「アジサイ」が選ばれたのは、梅雨に花が咲く、挿し木によって増やすのが容易、冬の寒さに強いなどの条件によるものである。村内では街道沿いだけでなく村全体の景観整備を進めるために、地元の老人クラブや役場の職員などによって年間約4千本のペースで植樹を進めていて最終的には100万本を目標にしている
】板取街道の歴史より



見どころは、すぎのこキャンプ場のあたりと
中学のすぐ奥 「21世紀の森公園」





「21世紀の森公園」の山を少し登ったところにある株杉



林道わきのアジサイの葉っぱは穴あき
虫も元気なんだ


その後
奥へ奥へと車を走らせて
お昼は
「おばちゃんの館 門原の庄」へ



ここは、店名通り、地元のおばちゃんたちが共同でやっている、
手打ちそば、いもモチ、川魚を囲炉裏で焼いて楽しめる
田舎の情緒たっぷりのお店



お蕎麦も昔懐かしい味



いもモチは 板取の郷土料理のようなもので
それぞれの家庭でお母さんの味があり、里芋とご飯を練っただけの
素朴な味のダンゴ


その後、板取に来たらここは外せない
「ジャガイモドーナツ」の店に寄る
出来立てはふわふわで美味しい

今日は、連れまわしにお客様はしっかりとついてきてくれて
車の中では、話に花が咲いて、道に咲いた花をちゃんと見てくれたかは
不明だが

私にとっては目もお腹もいっぱいいっぱいの楽しい1日だった。


  

夜叉ヶ池  登山 ~坂内より~

2013-07-01 18:39:31 | 山登り
2013.6.30(SUN)

【標高1,100メートルにある夜叉ヶ池は、古来より水が涸れたことがないという神秘的な池です。新緑や紅葉のシーズンには多くの登山者が夜叉ヶ池を目指して登山します。】揖斐川町観光情報より

今回は、池の上の三周ヶ岳、三国岳登頂はしないで夜叉ヶ池まで
頂上を目指すだけが登山ではない・・・正直に言えば危なかったからね・・・なにか。

お供 non

登り 1時間40分 (軽い休憩あり)
下り 1時間30分

「夜叉ヶ池」って聞いただけでもひかれる と、nonが言うので
あのお芝居にもなった夜叉姫の悲しい伝説で有名な夜叉ヶ池に登山
私は4年ぶり2回目。


池近くのお花畑に ニッコウキスゲは咲いているだろうか?
モリアオガエルは 卵を生んでいるだろうか?

6:30 岐阜市自宅出発 国道303号線を坂内に向かってひたすら走る

7:40 揖斐 「道の駅 星のふる里ふじはし」
     実はここでお弁当を買うつもりだった(ここといってもアバウトになんか店があるだろうと)
     さすが B型人間(二人とも)下調べ無し。こんな時間に開店しているはずもなく
     8時半からだよ、オバサン!今何時だと思ってんだ!!

7:50 救世主あらわる
     坂内「道の駅 夜叉ヶ池の里さかうち」
     早い時間だったけど、悲痛な顔のわたしらのために土産物売り場のレジをあけてくださる
     さすがにお弁当は無理だったけどパンと飲み物ゲット

     
     

     303号から「夜叉ヶ池」の標識に沿って、細くて危険なガードレールもない山道を
     40分ほどくねくねと走る。ところどころに落石があり、大丈夫か???とハラハラしながら
    
8:50 下にトイレ、水場ありの かなり広い駐車場に着く。
     すでに、満車状態だったが、ぎりぎり1台空いていてラッキー
     
     土日は早めに出ないと、路肩駐車を余儀なくされるね

9:00 登山開始

     いきなり登ろうとする私たちを、そばにいたオジサンが
     「下や」 と冷静に教えてくれる。 なんと
     夜叉ヶ池へは いったん下に下って沢を渡って 登山が始まるのだ。
     前に来たことあるのに忘れてた

何か所か、適当に見える渡り板があるんだけど 体重制限はないのか?と気にしながら
おそるおそる渡る


ブナやカエデの緑につつまれて、沢筋を登ったり下ったり、沢を渡る時は
飛び石を ピョンピョン、1時間ほどで幽玄の滝が目に前に現れて、しばし休憩
変化にとんだ楽しい道だ

しばらく行くと、前方に昇龍の滝が見えて




そこからは、本日の難関 夜叉壁を仰ぎながらの岩場がある。
ここからは、ポールが邪魔になるのでみんな、バックパックに収納する
ロープや鎖を使って、這い上がる


そして、足を止めて見上げると、今回のお目当て
ニッコウキスゲが綺麗にさいている。
だれも踏み入れることができない、崖の斜面一面に風に揺れている
  ~これが本当の高嶺の花~





そこを登りきると
夜叉ヶ池が下方に木の間から見える

そばにいた人が
「もう少し登って見ると、池がハート形に見えるよ」
と教えてくれたので
がんばって、登る。
確かに、木が生い茂っていなかったら
ハート?


池は、人間の足で荒らされないように木道が作ってあり
自然が守られている
4年ほど前に来た時は池のほとりで遊ぶこともできたけど
今は、土足も素足も厳禁です。



ゲンゴロウさんは見ることができなかったけど

二つ目のお目当て
モリアオガエルの卵は白っぽい泡状でのびた枝にいっぱいぶら下がっていた
 この卵は孵化するとちょうど下が池なので、雨と一緒にポチャンと落ちて
 泳ぎだすという画期的なシステム
 でも池には池の生き物(ゲンゴロウやイモリ)がいて、下で待ち受けていて食べられるらしい
 どこの世界も厳しいのね。


今日は日曜日という事もあって
団体さん、家族連れ、中高年のご夫婦 大勢の人で混雑している
時間がたつにつれ、座る場所もないくらいになった


30分くらいいて下山
下界ではあんなに暑かったのに、池の周りは天然のクーラー
しかも、モードは急速冷却、風速最大 って感じで半袖では寒い

今回
団体さん率いるガイドのような男の人と一緒になって
花や木の名前を教えてもらった


山のあちらこちらで、緑とのコントラストが美しい白いハナミズキのような木は「ヤマボウシ」
そのガイドさん私に 「食べれるんやよ」と何度も言ったのが気になる

池の近くでは
ノアザミ
白く細長い花は 伊吹トラノオ




下りは、nonちゃんと覚えた花の名前をクイズで
出し合って、サクサクおりる。1時間半で駐車場に到着。
駐車場はいっぱいになっていて、路肩に列をなしてあふれた車が止まっていた。

平日に静かな山歩きするのもいい
休日に人気の山を賑やかに歩くのも
それはそれで楽しい。