キムラトモミの絵と版画 制作ノート

日常の中の非日常、目に見えない大切なものを
少しでも形にしたくて制作しています。猫のいるこの世界が好きです

ウォーターレスリトグラフ実験

2019年02月08日 | 実験
以前、大学のワークショップで習ったウォーターレスリトグラフを自宅でも出来るようにと思っています。

まず材料集めが大変でした
インク
描画画材
支持体
シリコーン
大きくこの4点がポイントです

支持体はリトグラフ用のアルミ版が必要なのですが
未だ手に入らずでしたので、以前キッチンリトグラフで
使ったアルミホイルで代用します
他にもシナベニヤなんかも挑戦


ステッドラーオムニクローム108
で描きます


pp版にアルミホイルを巻いて









リノリウムにも

シリコーンを溶剤で柔らかく
油彩用の筆洗液を使いました
全然がダメでした💦

ちっとも混ざりませんでした



失敗の予感は的中で
この後製版はぜーんぶ失敗

絵は消えて無くなったのです。

嗚呼!2時間が水の泡....

もう一度トライ



アルミホイルは薄いので破れてしまいました




今度は灯油でシリコーンを柔らかくします
上手く行きそうです
(シリコーンはかぶれる方もおられるのでご注意ください…私も少し痒くなりました💦)




銅版画用のプレス機で刷ります
謎の黒い汚れが付着しましたが
さっきのが100パーセント失敗でしたが

今回は50パーセント成功✨
兆しが見えた!
シナベニヤは上手く刷れませんでした
シリコーンの吸着にむらが出来るのか…

でも、ちゃんとしたアルミ版の支持体が入手出来たら上手く行きそうです!

この後もう一度製版しましたがまたも上手く行かず!

今日の実験でわかったことは…
①シリコーンの硬さに注意
灯油で柔らかくしても1時間経つと固まり使えなくなる
②支持体をキチンと用意する事


支持体はオフセット印刷の使用後のアルミ版で良いのですが…
良い情報無いですかね😓



おまけのにゃんこ

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。