録画していた「舟を編む」見ました。
すごくよかった。辞書の編集っていう地味な作業が、実はとてつもない静かな情熱に支えられていることを知って、見終わったあと、思わず、我が家の国語辞典を引っ張りだして序文を読んでしまいました。
今まで、辞書に序文が書かれていることすら気づかなかった。
猫ちゃんが、二人の出会いのアクセントになってる
木造の下宿屋さんの懐かしさ、とてもいい背景です
主役の松田龍平演じる馬締(まじめ)くんは、一見、かなり頼りなさそうで変わっているのだけど、好きなことには妥協を許さない真面目な子。素で演じているんじゃないかって思ったほど、自然体でよかったなあ。
宮崎あおい演じる板前修行中のかぐやさんは、精神的にマッチョなボーイフレンド(映画には出てこないけど話の中で、そんな雰囲気を匂わせている)と別れたばかりで、自分の選んだ道を踏み出してゆこうと、下宿をやっているおばさんちにやってくるのだ。
そんな彼女が、馬締君の不器用だけど、押し付けがましくない「そよっ」とした風情に、癒され惹かれてゆくのもわかるなぁって思いましたね。
映画『舟を編む』予告編
日本アカデミー賞納得の作品でした。
海の波頭がきらきら光る。それは、言葉の海の中で輝く言葉にも似ている。
時には、言葉の海に溺れそうになりながら、一つ一つ丁寧に言葉をすくいあげ、辞書という舟を編む。
その船づくりの先頭に立っている、加藤剛演じる言語学者が、とても素敵だった。
言葉が好きで好きでたまらない、だから、妥協を許さない、でもあたたかい。こういうリーダーがいると、やりがいのある幸せな仕事ができそうだ、って思う。
追記
bsジャパン夜8時から、ノーカット版の放送があるそうです。
2014.06.06 [金] 夜8時 【舟を編む】
で、話はガラッと変わるんですが、わたしめ、加藤剛つながりで、脳内妄想が始まっちゃいまして・・・
実は、先日、佐原の市役所に出向いたおり、「伊能忠敬を、大河ドラマに!」というキャンペーンを張っていることを知ったのだけれど。伊能忠敬はご存知、佐原が産んだ偉人、日本全国を測量して正確な日本地図を初めて作った人です。
なんと、ホームページも、マスコットキャラもあります。
私も、伊能忠敬はふるさとの英雄と小学生の頃から、内心、誇りに思っていた。かなり昔から、なぜだか伊能忠敬は加藤剛っていう、条件反射というか、鉄板的な同一視があって、もしドラマ化するなら加藤剛さんだってずっと思っていた。
しかし気づけば、21世紀もとうに超え、2014年。
大河の主役は時代の旬の役者さんがやりますから、「大岡越前」の頃の加藤さんなら「あり」なのかもしれないけれど、もう加藤さんはベテラン枠。いくら50過ぎてから旅に出た伊能忠敬とはいえ、ちょっと違うのかなあって思っていた矢先。
「舟を編む」の思いがけず若々しい加藤剛さんの演技を見て、やっぱり加藤剛さんでいいかも・・・と、そんな脳内妄想がふくらんでしまいました。
伊能忠敬は、水戸黄門漫遊記のごとく、日本全国を旅してゆきますから、それこそ助さん格さん的な、旬の役者さんを両脇に配置しとけばね(笑)
な~んて大河が決まったわけでもないのに、脳内妄想止まらな~い。
おまけ
佐原の伊能忠敬記念館の裏手にあった、忠敬像。
この忠敬さんは、竹中直人か、両津勘吉か?
こちらは、佐原公園内の忠敬像。 両津像より、かなり爽やかさがある(笑)
誰かに似ている?検索したら、かっこいいおじさん俳優はこちらにいっぱいいますた
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そうですかぁ、佐原市では伊能忠敬で大河ドラマを願っているのですか。
以前 水戸でも水戸黄門の大河ドラマ化実現をとかで協力をと、
新聞の茨城版か何かで読んだ記憶があります。
あっ、そうそう加藤剛さんで伊能忠敬の映画がありましたね。
古河の鷹見泉石記念館あたりでも ロケがあったそうです。
題名からして素敵だなと思いますね。
伊能忠敬日本全国回ったのだからドラマ化しても
十分あり得ますよね、加藤剛さん若い頃はこれぞ日本男子
という感じの男前でしたね。
最近サプリのCMみると年取ったなと思います。
伊能忠敬役んーーー誰がいいかな。
銅像見ると丸顔のおじさんだね、確かに竹中直人っぽいですね。
本物の黄門様は、諸国漫遊にはゆかなかったって聞いたことがありますが・・
いろいろな功績もあるらしいので歴史どおりの黄門様も知りたいし、
戦国時代じゃない大河も見てみたいです。
>あっ、そうそう加藤剛さんで伊能忠敬の映画がありましたね。
え?そうだったのですか。
それ、知らなかったけど・・・それともどこかで見て、記憶の片隅に埋まっていたのかな??
それで、潜在意識の中にインプットされちゃって、伊能=加藤剛って思ってしまったのかも。
思った以上に良かったので、なんだか嬉しかったのです。
あまり期待を持つと裏切られることのほうが多いので・・
>最近サプリのCMみると年取ったなと思います。
ですよね~。でも「舟を編む」の加藤剛は、とってもいい感じでしたよ。
>伊能忠敬役んーーー誰がいいかな。
40代のころの加藤剛さんみたいな人、いないかなあって思うんですけど。
清潔感があって、知的な感じの人。
竹中直人だと・・・微妙?
良かったですね
三浦しおんさんの優しさが全編に窺われましたね
本当は先に本で読もうと思っていたのに、図書館に予約をして
昨年5月に予約して、やっと今日借りられることに
区内図書館に28冊もあるのに、さすが本屋大賞受賞作の人気というところでしょうか(笑
原作をまだ読んでいないのでイメージ通りのキャスティングかどうかは分かりませんが
松本先生は絶対に加藤 剛ですよね
イケメンの俳優さんは大勢いますが、加藤 剛さんはその中でも品格も兼ね備えて素敵ですね
いい意味で、予想を裏切られました。
本屋大賞といえば、今年の「村上海賊の娘」は、杏ちゃんだろうと、だんにゃさんが言っていましたが(笑)
松本先生、本当に良かったですよね。
そうそう、学者さんの品格、大事ですよね~。
学生時代の恩師を思い出しちゃいました。
とっても好きな作品でした。辞書に興味があるから
でしょうけれど良かったですね。
伊能忠敬 大河ドラマになると良いですね。
その地域は運動するらしいですネ今年の官兵衛も
念願叶ったそうですが再来年の真田幸村はもう大阪の
玉造辺りが賑わってます。
派手なものはなにもないけど、心にしみるいい映画でした。
千葉県は、他にも2か所で、街にちなんだヒーローを大河の主役に射止めるべく、運動しているようです。
再来年は、真田幸村ですか。知らなかった。
真田幸村は、歴女に人気の武将ですよね。(#^.^#)