サンチョパンサの憂鬱

昼下がりのサンチョパンサ(2)……『寄り添う』という看板の真偽

羊頭狗肉?……色々な法人、レクチャー提供の様々なコンサル、教室……に『寄り添う!』が看板やキャッチコピーとなって標榜されている……。

何処のどんな沙汰もカネ次第?という定理は今尚確りとニッポンに伝承され息づいている事が透けて見えているけれど……。

その標榜の裏には……『当方の意向に沿うならば!』っていう強固な意志が暗号化され潜んでいる……。

オイオイ!寄り添うってのは『寄り倒す』とは違うんだぜ!と思わず声が出そうになるパターンもここのところ多く経験してる……。

ダンスユニットのオーディション?かなにか演ってた。
やはり『人に寄り添うパフォーマンス』を口にし、歌詞もそんな言葉が表層を流れていく……。

弱った人はそんな言葉にしがみ付く。
僕も何度ソレにしがみついた事だろう?
しかし看板の謳い文句はカネが尽きたら……そこまで。

パパ活なんて……そのシリアスでシビアなカネをベースにした割り切った関係。
コミュニケーションはカネを持つ側と
ソレを引っ張りたい女との擬似恋愛……。

男は女の困窮に寄り添ってるのか?弱味への突け込みなのか?
女は寄り添って貰いたいのか?利用したいのか?

腕を組み歩きながら……精算額とそのタイミングを計りながら駆け引きをベースに
二人はホテルを目指して歩くのである。

何処やらの大手衣料チェーンのエコ活動見たいでどうしても羊頭の下から狗肉が透けて見える……。

こう書きながら……その看板に騙され切って疑いを抱けない様な生き方が出来るならば……と思う哀しい自分がいるのである。

物事の深部や本質が『見える……分かる』っていうのは良いことじゃない!苦しい時、そんな想いに囚われてしまうことがある。

何故なら……見えてしまう、分かってしまうってのは……とても苦しいからである。
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