スタンフォード大学の教授がそんな調査研究した結果が出てた。
ひたすらに褒めて伸ばす?チームと絶えず厳しく足りない点を指摘するチームで数ヶ月教育し続けて見ると?……。
何と伸び悩んだのは『褒めて伸ばすチーム』だったという結果だという。
ホメホメチームは少しの限界を感じると直ぐにチャレンジを止めてしまう傾向が強く見られる様になったのだと。
逆に『それじゃ駄目ダメ!チーム』は限界が来ても粘り強くチャレンジを繰り返したというのである。
コレは独断と偏見だとお断りして進めます。
勿論、全部がそうだとは言いませんので……ね。
そこんとこヨロシク。
『褒めて伸ばす!』的に生徒に面する指導者に強く見られる傾向が『迎合・ご機嫌取り』に終始してる人が…多いニュアンスを感じるのである。
ソコ、叱っとかなきゃ駄目でしょ?的場面でも指摘する事をしない(出来ないのかもね?)シーンを僕は何度も経験している。
ここで勘違いして欲しくないのは……僕はスポーツにおいて精神論ばかりで『根性論に終始する厳しい指導者』に辟易となった体験がある。
厳しさを精神論と誤訳する指導者はもっともっと嫌いである。
スタンフォード大学の先生は……褒めるなら?褒める部分を『プロセス』に対して行うべきだと指摘している。結果を褒めると『今以上にチャレンジすること』に貪欲ではなくなるのだと……。
人間が伸びる?伸びない?の決め手はプレイヤー自身のモチベーションが決め手になる。
何方らかに偏った一辺倒の指導では『プレイヤー(生徒)自身のモチベーション』を強化するのに有効ではないと思う。
指導するとき……プロセスを褒める場合もあり、プロセスに疑問を呈することもある筈。
それが類人猿以来人間が演ってきた『伝承というものの自然な方法論』だったと思う。
昨日は『ネットに頼る正しい育児方法?』という誤謬について書いた。そんなモノある訳無いのに……世を挙げてないモノを必死で探しているのである。
マニュアルやらメソッドやら……やたらに生身を生きている人間の方法論を『合理化』する方向にばかり偏り過ぎてしまった世の中。
人間の成長にはその人間自身のモチベーションが大前提という事を忘れてしまっているんじゃね?……と思った。
そのモチベーション無くして『自己疑問』も、上方破壊の為の『自己矛盾』も生じさせることも出来ないでしょ?……と。
『私、褒められて伸びるタイプなんです!』なぁ~んてシャラっと言ってる人をよく目にする様になった……。
まるで褒めてくれるなら?『成長してやっても良いけどぉ?』……こんな風に勘違いした『モチベーションなんて望むべくもない人間』が出来上がっちゃうのである。
こんなのは……文字通り『育て方・育ち方を致命的に間違えた』悲劇的人間である。
料理に様々の調理方法があるように……人間それぞれの特性に合わせて指導・教育方法は試行錯誤を当たり前として考えなきゃ成り立たないと思う……。