1939年から猟銃自殺する1961年まで彼はそこに居を構え、『老人と海』等を執筆した。
ヘミングウェイの家系は自殺の多い家系らしく彼の父や兄弟、そして孫娘の女優マーゴ・ヘミングウェイも自殺している。
彼女の初主演作品、『リップスティック』は劇場で見た記憶がある。
彼の四人目の妻メアリーが自殺の第一発見者だった。
とても激しい躁鬱気質が原因とされている。
キューバ革命以後も、避難先のアメリカからキューバに戻ってかれはフィンカ・ビヒアに自殺するまで住み続けた。
彼に関するFBIの膨大な秘密文書が残されており、一説では彼はキューバ共産主義のシンパだったとする説もある。
事実 彼は革命後にキューバに帰還した時にはキューバ人民から熱狂的に迎えられたという事実もあるから?……。
誰がために鐘は鳴る、キリマンジャロの雪、武器よさらば……そんな名作の殆どがキューバに於いて執筆されたという事実は、それらの作品の放つ熱を思えば至極頷けるモノがある…。
イデオロギーとか主義、思想とか、革命とかの良し悪しは置いといて……チェ・ゲバラ、フィデル・カストロ、ヘミングウェイが同時代にキューバの地で出会っていた……その事実だけで壮大なロマンを感じるのである。
フィンカ・ビヒアの地下から膨大な量の彼の原稿が見つかったというから……アメリカ、キューバの雪解けムードを背景に、彼の未発表作品が読めるかも知れない。
ヘミングウェイのファンはきっと男が圧倒的に多いんじゃないか?……と思う……。
男達は『壮大な理想とロマンと美学』なんて言うけれど……女から言えば『馬鹿げた妄想』くらいなモンかも知れないから……。
男女の日常の役割は次第に双方向共有で行われる昨今だけど……男女同権だけど男女同質じゃないから……『男独自の気風と性質の存続』だけは女性諸氏にお願いしたいと僕は思うのです。
女とおんなじ感性と思考方法を採る男なら一緒に居たって何ーんも驚きも発見も無いでしょ?……と未だに……僕は責められるのを覚悟の上で勝手な駄々を捏ねちゃうんですよ……。