サンチョパンサの憂鬱

ヒステリック・スリラー(2)

ポリコレマニアのガソリンに引火したかの様な……『正義然とした怒りの指弾』の凄まじさを見ていて……ホント唐突に中上健二の『鳩どもの家』の一シーンが甦った。

普段従順で、平和な瞳の鳩達……。
その中の一羽が何かで傷付き血を見せたら最後……寄ってたかってその傷口目掛けて、集団で周囲からつつき回す……。
凄まじい貪欲な攻撃のシーンである。

ソレは当然……平和然と運営される田舎町の人間達の暗喩としての鳩達なのだが……。

失礼を承知で言えば……集中した深い思考を苦手とする凡庸というものの存在達の『冷酷な攻撃性』を鳩に例えて表現している……。

日常の長閑な善人そのものといった風情。
平和そのものといった存在から……ここだ❗と傷付いた標的に照準を定めた時のポリコレマニア達の攻撃は相手に致命傷を与えるまで止むことはない……。

まさに……この国は『鳩どもの家』と化したかの様である。

二階幹事長とか菅首相とか赤松国交相……等々の『アカラサマ利権』に夢中の方々の悪徳は……悪徳だが『分かり易い』のである。

善人の衣を羽織り、被害者のハットを被りインスタントの正義の刃を突如として振りかざし唐突に振り下ろす……ヒステリックな方々の攻撃の様……。

此方の『善人ども』の方が余程スリラーである。

鳩どもと同様に……構築はない。

ヒタスラにターゲットの存在抹消だけが目的という一点集中の恐怖なのである……。

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