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白バラ通信 パンドラの箱資料引用
2013年5月22日に記事を掲載して以来、約半月間、ブログを更新することができませんでした。ご心配をお掛けしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
この間、裁判所に提出する陳述書や録音の反訳作業に追われておりました。明日10日(月)に、東京地方裁判所に、この半月間に作成した書面を提出する予定です。
ところで、「権力悪との闘いシリーズ その27」に、桃太郎様が、大変迫力のあるコメントを投稿して下さいました。心より厚く御礼申し上げます。
今回の桃太郎様のコメントは、2013年5月9日に掲載したブログのコメント欄に投稿されました。そこで、ご覧になられる方々の便宜のために、ブログの記事として再掲載させて頂きます。
なお、桃太郎様のコメント『 役員報酬と拝金教 』の意義をより深くご理解して頂く一助として、私の体験を申し添えます。
このブログでご紹介したことがありますが、私の妻は、私が池田大作創価学会名誉会長を批判したことの「お詫び」と称して500万円の「財務」をしたことがありました。私は大反対しましたが、妻は全く聞き入れませんでした。
ちなみに、「財務」とは、創価学会が毎年1回、一口1万円から集める「寄付金」のことです。どのくらいの金額が集まったかなどについては、これまで一切公表されたことはありません。
創価学会は、会員数を「世帯数」で公表しています。しかし、「財務」に関しては、広布部員として「登録」した学会員一人一人に「財務」の振込用紙が配布されます。
「財務」の一口は1万円です。しかし、金額の記入欄は「億」まであります。会員は、この振込用紙に、少なくとも1万円の金額を記入して銀行か郵便局から振り込むのです。
私が、和田公雄元シナノ企画開発部長に、妻の500万円の「財務」のことを相談した時のことです。
和田氏は、「髙倉さん、創価学会の副会長達が、自分達の財務のことで『申し合わせ』をしていることを知っているかい。何口だと思う。」と、和田氏は言われました。
私が驚いて、「そんな『申し合わせ』をしているんですか。何口かは想像もできません。かなりの口数でしょう。」と答えました。
すると、和田氏は笑いながら、「副会長達は皆、二口2万円に決めているんですよ。」と言われたのです。
私が唖然とした顔をしていると、「もっとも、青木副会長だけは、生活費として給料から800万円だけを残して、それ以外は全部財務にしていると言っていたんで、俺は、青木さんには感動したけどね。」と、和田氏は言葉を続けました。
和田氏は、創価学会と池田大作創価学会名誉会長の「闇」をすべて知っている人物です。副会長達の「財務」の「申し合わせ」も「真実」だと思います。
なお、桃太郎様の「財務」に関するこれまでのコメントは、将来、まとめて「コメントに応えてシリーズ」でご紹介させて頂きます。
記
» 『 役員報酬と拝金教 』
◎ 役員報酬と拝金教・・・信仰の原点を考えるために ①
◆ これまで、外部の方の学会理解の一助となればと考え、『財務ってなんだろう』をテーマに、シリーズで資料提供をしてきました。
そこでは、ア.あこぎな財務について、イ.素朴な会員が納めた「真心の浄財」がどのように会員に還元されたのか、ウ.それは社会一般へ向けどのような働きかけをしてきたのかを、お届けしてきました。
そろそろシリーズも終わりに近づいているので、今回は「役員報酬と会員の暮らし」の問題を取り上げたいと思います。
このことは、初回から見てきた資料・情報を振り返ることになり、そして、信仰の原点を考えることにもつながると思っています。
※( 誤解を避けるため前もってお断りしますが、私は宗派宗教に全く執着がありません。まして法華講、顕正会などに肩入れする立ち位置など持ち合わせていません。)
◇創価学会の会計は、全く不透明で、正にベールに包まれた支出ですが、学会の支出の比較的見える部分を列記してみると・・・・、
〇創価諸君3000人ともいわれる給与報酬。
〇創価学園、大学など関連事業に対する寄付支援。
〇会館、研修施設等の建設費、並びに維持・運営費。
〇池田氏、幹部等の外遊費、海外からの要人接待費。
〇新聞・グラフ等の印刷委託費、創価本等の広告費。
〇テレビ、ラジオ等番組のスポンサー経費、等々が挙げられるでしょう。
◇創価職員3000人とは、名実ともに一大企業ですが、この巨大な創価役員の年収についての資料は限られています。しかし、平成4~6年度の「四谷税務署公示」の公的資料からわずかにこれを見ることができます。
〔四谷税務署公示〕(平成6年度納税額)
秋谷会長 1,810万円 森田理事長 1,550万円
八尋副会長 1,135万円 上田副会長 1,045万円
青木副会長 1,024万円 名誉会長 2億4,109万円
※(現在では、公示が廃止されている)
年間所得は、納税額の約3倍が相当とされています。したがって、名誉会長の年収は約7億2000万円、月給にして約6,000万円にもなります。
また、因みに、秋谷会長の年収は約5,400万円で、総理大臣の年収約5,000万円を超えています。
( 最高幹部の年収は、一流大会社の役員より高収入となっています。)
異常とも思えるこの年収、何を基準にしての高額なのか。それは、聞くところによると、本部職員の年収を1,000万円(平均年齢42歳)程度として、年功序列にして計算されたものだそうです。
創価学会も教団だそうですから、創価役員は、他宗教の僧侶にも該当する「人徳と智慧ある存在」なんでしょうか。供養を頂戴するに相当する「聖なる存在」でしょうか?( 私は、会ったことがないので分かりませんが、会員の方はよく分かるのでしょうか?)
昔、『坊主丸儲け』と言って、創価学会が攻撃していた「宗門の姿」にそっくりに見えるのですが?そもそも、創価学会の莫大な富、本部幹部の豊かな生活は会員から集めた財務・供養あってのものでしょう。
また、地方の幹部では、家賃も自家用車も携帯電話費用も、すべて創価学会によって補填され、家族は悠々自適な生活だそうですが・・・?
財務から役員報酬を得て生活安泰な幹部、創価関連企業での一部の成功者らは、更に、これら家族の子弟を創価学園・大学へと送り込み、より優位に学歴を生かし、悠々の生活を手に入れさせることができている、とも言われています。
信濃町幹部、地方幹部にこれだけの収入を保証すれば、指示・指導に相当な無理があろうが、多少信仰がどっちに向いていようが、池田先生、創価組織に忠誠を誓うのは、自然なところでしょう。
そして、本部幹部は地方幹部へ、地方幹部は一般会員に対して厳しく活動を求め、活動の「福運」を説いているのです。
つまりは、厳しさは下部へ向けて増幅され、処遇の優しさは上部役員へ向けて手厚くといったところでしょうか。
厳しい生活と闘い功徳を得ようと懸命に財務する会員、生活保護を受けながらも「宿命転換の願い」を架けて財務する極貧の会員、いつまでも貧困から抜け出せない圧倒的に多くの会員が存在する事実を見逃すことはできません。(私の身近な会員、20数軒を見ても、豊かそうなお家は2~3軒でしょう。7割近くはとても福運・功徳を受けられているとは思えませんが・・・)
表向き、福祉と人権、教育と文化等、人間主義を標榜する創価学会・公明党は、厳しい格差社会で懸命に頑張っている全国の生活苦の人々に対して、実際には何ができたというのでしょうか?
時の政権に擦り寄り、日々懸命に働く国民の税金から分け前やおこぼれを頂く圧力団体を影で操作する程度の、宗教団体とも言えない組織でしか過ぎなかったと思うと、大変残念なのですが・・・。
しばしば聞かれることですが、創価学会は、池田氏に近いポジションになればなるほど、池田思想の実際の一部始終を知ることとなり、幹部が造反し、内部事情を社会に暴露され、大変困ることになるようです。
これまで、こうした造反者に相当なエネルギーを強いられてきた過去があることは、大幹部の相次ぐ告発書に詳しく紹介されています。( 竜 年光、藤原行正、福島源次郎、大橋敏雄、原島 嵩、山崎正友、矢野恂也、等々 )
現在なお、末端の会員の非活化、脱会へは執拗な圧力を、そして、本部幹部に次ぐような存在の創価批判に対しては、徹底的な抑圧・弾圧をかけています。(現在、大学教授高倉氏への弾圧がそれそのものです)
組織内階層性によって「甘い汁」を与え、優越と忠誠の意識を強化・再生産することなくして組織を維持・発展させ得ないとすれば、これを公益団体・宗教法人と呼べるのか・・・。
外からの批判・非難より内部批判を恐れる団体を以って、「カルト」と呼ぶのは当たり前のことです。( ただし、カルトは宗教以外にもあります)
私は、かつて本部に出入りのあった人から、「本部役員、地方幹部らの処遇と暮らしぶりは、末端の会員はほとんど何も知らないか、かなり事実を曲げて知らされている」と、聞いたことがあります。
例えば、「 本部役員・職員が、一般人へ向けて自らの立場を明らかにし、折伏、公明票取り、新聞啓蒙等を熱心にすることは殆んどない。まして、自宅の壁面に公明党ポスターを貼ることもない。中には
朝夕の勤行さえしない者さえある」などが話されていました。
つまりは、自らの身分は隠し、汚い仕事は末端の者にさせ、美味しいところだけはご馳走になる、といったところでしょうか。
牧口、戸田仏法どころか、日蓮仏法でさえも「悪しく利用している」ような「創価の幹部」は、信仰者の集まりとはとても考えられない状況かと、私には感じられるのです。もしかすると、「池田教」でさえも自己保存のための「方便」に過ぎないのでは、と思われてしまいます。
地方幹部に至っては、「広宣流布のため」という大義名分を立てているだけに、強く打ち出される指示や指導に矛盾を感じながらも、立場を慮って財務を頑張るのでしょう。
しかし、どんなに理由をつけられても、要は「拝金教」を信仰する人々の集団であるとしか、私には思えないのです。
当然なことながら、本来、供養というものは「真心」のものであるはずですが、創価学会のお金にまつわる悪い評判は後を絶ちません。
供養のはずの財務は、毎年一口1万円から振り込みとされ、一応「強制ではない」と言われていますが、役職が上になればなるほど、 〇地区部長は少なくとも10万円以上すべきである、〇各支部で10万円以上出す人を20人以上つくれ、〇家庭指導で三口以下の財務部員がいないようにせよ、等々、
数値目標を設定され、役職昇進のエサで優越意識を刺戟され、財務のノルマを遂行しなければならないといわれています。
創価学会を狂わせているものは何か? これは、正しく「お金」であり、経済に関わることです。
既にのべてきたところですが、池田氏の贅沢な外遊費施設別荘の維持費、宗門や反創価勢力を封じ込めるための機密費等々、巨額のカネが注ぎ込まれています。また、バブル崩壊後も関係なく土地を購入し、全国に新しい会館・施設が次々と建築されています。そして、これらは一般紙に掲載されることは一切ありません。
創価学会の会計収支は会員に対してさえ一切公表されることもなく、なおその上、ほとんどの会員が、財務の大部分が自分たちのために会館・施設の維持費等として使われていると思わされているのでしょう。
万一、これら会員の納める浄財が何に利用されているかを、会員が広く知ることになれば、豪華な施設や高級取りの職員等は必要ないと、一般会員が考えても至極当然なことでしょう。
これは、サギにも近いもので、無知の悲しみであり、余りにも気の毒で、悲惨にさえ感じるのです。
< ※参考までですが、他のほとんどの寺院や神社においては、「予算と決算」というものがあり、総代が参加する総代会議で、僧侶・宮職の給料を含めた施設維持費、行事運営費等、寺社会計が毎年決められています。
観光収入に恵まれている寺社、或いは、檀家が400世帯を超えるような寺・社は少数派で、大半の僧侶・宮司は副業を迫られる厳しい生活状況の中で、信仰の篤い方々のお世話をしているのです。
檀徒の身近に在って、ご先祖様の供養や日々の生活の悩みを下支えしているお寺さんに対してさえ、創価学会は葬式仏教と揶揄し非難されていますが・・。>
本部幹部、地方幹部といっても、一般人と変わらない生活を送る在家の人間です。そのような立場の者が、会員が捻出した浄財をあてに生活すること自体が信者を苦しめている行為であると、思い至ることはないのでしょうか。
もし、有り余るほどの富の蓄積があるのなら社会的弱者に還元し、※世界の貧困の絶滅ができるよう、また、かけ声ばかりの「世界平和」の広告宣伝を実行あるものにするよう、役立てて貰いたいものです。
※ ノーベル平和賞の受賞者『ハマド・ユヌス』氏の思想について紹介します。
( ネットでの検索、或いは、ユヌス氏著「貧困のない世界を創る」を参照 )
( 町田宗鳳氏著「人類は宗教に勝てるか」、一神教文明の終焉。P210 )