誠さんが仲間と測量したり杭を打ったりしている間に琴さんと琴さんの娘さんと私で隣の恵比寿様の御神木があるところに行った。
琴さんがここは長年人の手が入っていないのになんてお洒落なところなんだろうと言った。マイナスイオンに包まれて本当に気持ちがいい。ここに辿り着くまでの道を歩きやすく綺麗にしたら良いねと言ってくれた。昔、花屋さんで仕事をしていたからか花や木に詳しい。私はどんどん前を向いて山頂だけをめがけて進んでいたけど、琴さんは愛らしくてゆっくりゆっくり周りの木々を見ながらこれは何の木かしらと歩いてくる。
先に山頂に着いて琴さんを待っていると、ゆっくりやってきて途中にサルノコシカケがあったねと教えてくれた。あんなに沢山生えているの見たことないと言う。私はサルノコシカケというキノコがある事も知らなかった。霊芝であり、ガンに効くともいう。あんなに沢山はなかなかないよと教えてくれた。
御神木に手を合わしマイナスイオンに包まれ山頂で少しだけゆっくりして、帰りにこれがサルノコシカケだよと教えてもらった。こんな神々しいキノコがあるなんて、自生しているキノコも違うこの山は霊山に違いないと思った。