10連休になり、どうする?と話して、急遽、ずっと行きたかった宮崎県にお詣りに行くことにしました。
神話が辿れる宮崎県にずっと憧れてて、この際行こうとなり、友達の車で向かいました。
愛媛からフェリーに車を乗せて大分へ。それから宮崎県へと自由気ままな旅でした。
まずは鵜戸神宮へ。
浦島太郎のモデルとなった山幸彦は、海の神ワタツミの宮で、3年間豊玉姫と新婚生活を送るのですが、海幸彦に無くした釣り針を返すため、陸に戻っていきます。
その後、山幸彦の子を宿した豊玉姫が、出産のために亀の背中に乗って陸にやってきます。
そして、鳥の鵜の羽で産屋を建て、その中で出産しようと試みるのですが、産屋が完成する前に、陣痛が始まります。
豊玉姫は、山幸彦に、
「出産するところを絶対に見ないでください」
と頼むのですが、山幸彦は見てしまうのです。
その時の豊玉姫の姿は、サメだったとか、ワニだったとか。
山幸彦に見られてしまった豊玉姫は、恥ずかしさと怒りで、出産したばかりの我が子をおいて、1人で海に帰ってしまうのです。
まるで鶴の恩返しみたい。
鶴もお爺さんとお婆さんを残して旅立ちましたね。
その事を知らない亀は豊玉姫を待ち続け、とうとう岩になってしまったとか。
入れば願いが叶うと言われているようです。
その時生まれた皇子が、日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)です。
名前は鵜の羽で産屋を建てようとしていたのに、安産で建つ前に産まれてしまったからウガヤフキアエズというようです。
豊玉姫は、我が子アエズノミコトのために、自分のお乳を岩にくっつけて海に帰って行ったと言われています。
こちらがその時のお乳岩です。
神話の話とはいえ、自然の景観の中に想像をかき立てる場所があり、それが崇敬の地となっています。
神様のお話は、子供の時に普通に読んでもらった昔話に盛り込まれています。
まず興味を持ち、日本の神様を知るための入り口に立ち、そして調べていくと、思いがけない真実が見えてきたり、日本という国の神秘性に気付きとても楽しいです。
まだまだ、空想の世界にいますけど、それもまた良しです。