「彦火火出見命(ヒコホホデミノミコト)」
「豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト」
「塩筒大神(シオヅツノオオカミ)」
です。
この神々は、日本神話「山幸彦と海幸彦」に登場する神々です。
彦火火出見命は浦島太郎のモデルともされる山幸彦のことで、山幸彦と豊玉姫はこの青島の地で結婚し愛を育んだといわれていることから、青島神社は縁結びのご利益がある神社として知られています。
恋愛のパワースポットととして若い方には人気のようですが、私の場合、恋愛などは興味なく、神話の世界に想像を張り巡らし、ワクワクしながら興味深くこの地を訪れました。
青島はかつて島全体が神域であるため祭日以外には一般人が入ることが許されなかったという場所で、天然記念物ということもありどこか厳かな雰囲気で迎えてくれます。
弥生橋から島へと続く参道のすぐ横には、国の天然記念物に指定される「鬼の洗濯板」があります。
波の浸食と隆起によって生み出された珍しい波状岩で、干潮時にその姿を望むことができます。
海沿いの参道を歩き、大きな鳥居をくぐりると、続いてヤシ科の樹木・ビロウに囲まれた境内に到着します。
神社の境内をはじめ、青島には約5000本の亜熱帯植物が自生しており、まるでジャングルのようです。
緑のなかに真っ赤な楼門や本殿、元宮(もとみや)が映える、異国情緒たっぷりの景色を楽しめます。
亜熱帯の樹木が鬱蒼と繁り、ジャングルに迷い込んだような感じがしますが、さらに突き進んでいくと、「本宮」にたどりつきます。
ジャングルの中に朱塗のお宮があり、美しいと思いました。
お詣りを終え、島を散策しました。
一周まわってもそれほどの時間はかかりません。
ここが禁足地だったなんて、時代を超えて、普通にお詣り出来ているけど、お詣りして良いのかなぁなんて思いながら散策しました。
宮崎県の旅は全て神社巡りでした。
神話を辿る旅は本当に楽しくて、付き合ってくれた熊さんに感謝ですね。