見出し画像

お山にお宮がたちました

御神木

お山の神様に謝ってから、地元の氏神様をお祀りしてある麓のお宮に向かった。そちらでもお山の神様と同じようにお宮の神様と山さんが何かお話ししていた。そのあとで私達が謝罪をし、全てが終わると色々な事を山さんが教えてくれた。

まず、お宮の御神木が今は別の木に変わったことを教えてくれ、その木だけは決して切らないよう大切にしてくださいと注意を促された。

山さんがいうにはこの村は山の神様のエネルギーがとても強いという。雷は神鳴りともいえる。山の神様が哀しみ、神が鳴り樹齢1000年を超える御神木が村の衆の身代わりになり雷を受けたとも考えられる。

母が言うには御神木を切ることに関わった人達はその後良くない事が次々起こったという。だから石碑を建てたんだと思う。この自分が生きている時代にあの御神木がなくなったかと思うと信じられないくらい悲しいと母が言っていた。

せいぜい人間生きて100年。御神木は数百年から千年以上生きて、その地に住む人、変わりゆく自然環境、全てを優しく見守り続けてくれている。

御神木は神様の依代であり、御神木と同じくらい大きい神様がいらっしゃると聴いた事がある。とても大きなエネルギーの神様がこの地にいらっしゃると思うとその御神木が無くなってしまったことは本当に悲しいことであり、私も御神木にご挨拶したかったと心から思った。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「田舎の神様のこと」カテゴリーもっと見る