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お山にお宮がたちました

四国八十八箇所お遍路 第二十四番札所 最御崎寺

やっと高知です。帰ってきましたよ。高知最初のお寺は第24番札所室戸市の最御崎寺(ほつみさきじ)。
空海さんが修行をした御厨人窟の近くです。私は変わってて、数年前に一人で空海さんを求めて室戸に来たことがあるんです。そして、約1200年前の平安時代、青年時代のお大師様が悟りを開いたといわれる洞窟に一人で入って空海さんがみたであろう景色を眺めたのでした。笑
何も分かりませんでしたけど。。。

徳島から海沿いを走り高知に入ると夫婦岩が見えて来ます。伊勢の二見興玉神社の夫婦岩は有名ですけど、こちらもなかなか美しいです。室戸の海は力強く激しさを感じます。




近くからの写真です。この地は、室戸ユネスコ世界ジオパークといわれ、ダイナミックな地形が特徴で、自然と自分との関わりを知れる場所であると紹介されており、地球の動きを実感できる場所のようです。
この地を修行の場とした空海さんは流石です!




最御崎寺には夕方着いたのでお寺に駆け込みました。
いつも最後は滑り込み詣りです。


御本尊 虚空蔵菩薩(秘仏)
本尊真言 のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おんあり きゃまり ぼり そわか
ご詠歌 明星の出ぬる方(かた)の東寺(ひがしでら) くらき迷いはなどかあらまじ

最御崎寺の御本尊は虚空蔵菩薩様(こくうぞうぼさつ)。虚空蔵菩薩様のは「智慧の菩薩」と呼ばれ、宇宙のように無限の智慧を持ち、人々に授けてくれる仏さまです。本堂の御本尊は拝顔できませんが、鐘楼堂の隣に大きな虚空蔵菩薩様の石像があります。



四国霊場で御本尊が虚空蔵菩薩様のお寺は、こちらの最御崎寺のほか、21番札所太龍寺12番札所焼山寺の3つだけのようです。
12番札所も21番札所も難所で木々のエネルギーがすごかったり、龍を感じたりととても印象深いお寺だったので、虚空蔵菩薩様ってスケールが宇宙の様な無限の感じがします。

本堂、大師堂にてお経をあげます。




こちらは多宝塔です。

本堂の周辺には「空海の七不思議」のひとつ、クワズイモが群生していました。なんと、空海の七不思議の2つがこの最御崎寺にあります。

先ずひとつめ。
修行中の弘法大師が空腹に耐えかねて川でイモを洗っていた老婆にイモをひとつ所望したところ、老婆は『このイモは食べられない』と嘘を言いました。すると、その日から本当に煮ても焼いても食べられなくなり、「クワズイモ」と呼ばれるようになりました。

欲深いお婆さんですねぇ。強欲はなんか醜くて、物の取り合いの喧嘩とか目も当てれません。分ければ良いのに。
お婆さんも芋くらいどうぞどうぞとあげちゃったらえいのに。。と私は思います。
お芋が喉につまらないように、お茶もどうぞって私ならあげますよ。お腹すいてるのかもしれないと、これも食べや、あれも食べやって何か探してあげますよ。笑




もう一つは冥土まで届く「鐘石」の音。
この鐘石を小石で叩くと鐘のような音が鳴り響き、その音は冥土にいる家族や知人に届くといわれています。




絶対こんなのあるとコツンとやってみます。笑
キーンという、とても綺麗な高音がしました。

夕暮れ時の最御崎寺。黄昏れる旦那。笑笑

説明書きの看板がありました。クロアゲハがたくさん飛んでました。



最御崎寺を後にして、スカイラインをドライブしたら馬頭観音様にお会いしました。


おんあみりとどはんばうんはったそわか
馬頭観音様、なかなか言いにくいですね。。
これ三回唱えました。





姉のブログから知ったのですが、馬頭観音様の頭のお馬さん、人間の悪事とか食べ尽くしてくれるらしくて、本当に人間は神様にそんなに迷惑かけちゃいかんですよね。もっと美味しいものを食べて頂きたいものです。

少し車を走らせて室戸の海が一望できる展望台へ。




これから長い海岸線を走り2時間半で高知市内へ帰ります。本当はまわっておきたかったですが、室戸のお寺をあと二つ残してこの日のお遍路を終えました。















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