娘が帰省をしており、何処かに連れてってというので、神社だったらいいよと話すと出雲に行きたいと言います。
出雲なら一泊で車で行けるから、週末に出かけました。
出雲大社横の博物館内にて、神魂神社が紹介されているのを目にしました。
実は、出雲に行く直前のこと。
姉に勧められて買って読んだこの本。
表紙が神魂神社でした。
この本には、長い間、口伝で子孫にのみ語り継がれたという出雲王国の歴史が記されていました。
近年次々と、こうした日本の史実が表に出てくるようになり、昔なら口にする事も憚られるような内容が書かれてあり、こうした事を誰でも求めれば知る事が可能になり、時代は変わったなと感じています。
内容も古事記などで書かれている国譲りとは全く違っており、3世紀頃にあったであろう日本の真実の歴史を垣間見ている感じがします。
こちらの神魂神社はかつて栄えていた出雲王国の王である富家の宮殿のようです。
前日に寄った、出雲博物館にて神魂神社が紹介されていたのをみて、本の表紙と重なりらどうしてもお詣りしたいと思い、早朝に訪れる事にしました。
人が少なくて清々しい空気が流れています。
苔むした手水舎にて手と口をゆすぎます。
本によれば、出雲王国は武力による統一王国では無く、同じ宗教により結ばれた平和的な王国であったと紹介されていました。
王家は「言向け」つまり、言葉により説得したことから、古くはムケ家(向家)と呼ばれ、その向家が後に、富家と呼ばれるようになったようです。
その、向家(富家)が先祖の神として祀っていたのがクナトノ大神と幸姫命(サイノヒメノミコト)の二神だったようです。
その、向家(富家)が先祖の神として祀っていたのがクナトノ大神と幸姫命(サイノヒメノミコト)の二神だったようです。
後に出雲王国はモノノベ東征により滅亡するのですが、モノノベ家を継ぐ秋上家がこの王家宮殿を神魂神社に変え、
クナトノ大神をイザナギ大神に
幸姫命をイザナミ大神に変えて
こちらの神魂神社で祀ったと、この本では紹介されています。
現在もこの秋上家が神魂神社の宮司をされているようです。
クナトノ大神と幸姫命の夫婦神が多くの神々を産んだから、この夫婦神を「むすびの神」
と呼んだとか。。
また、クナトノ大神は日本人全体の先祖であり、神々を産んだことから、神魂神(カミムスビ神)と呼ばれ、その名前が神魂神社の由来になっているそうです。
早朝参拝という事もあり、良い氣が流れており、とても美しかったです。
本殿は現存する日本最古の大社造りで国宝にもなっています。
こちらに小さな洞窟がありました。
そっと覗いてみると蛇さんがおり、思わず手を合わせました。
参拝が終わり、綺麗だねと美しいねと娘と話しました。この空間にいると心が洗われるようで暫く座って本殿を眺めていました。
かつて栄えた王国のあった出雲には、かつての栄華の歴史を感じる神社が沢山あり本当に素晴らしいと思いました。