雄一郎の半生

こんな人生もあるのですね。ノンフィクションの半生記
全ては、書けませんが。。。

最愛の弟

2020年11月19日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

私の弟が生まれたときは、

今とは違い、自宅での出産でした。

奥の方で、おぎゃあ、おぎゃあと

言う声が聞こえて、新聞紙がかけられた

弟が泣いていました。元気な弟は、

その後もあまり大した病気には

ならなかったと、記憶していますが、

ただ、頭や顔や、体にも今で言う

アレルギーがあり、いつも、包帯を

巻いていました。祖母は、母が

父と離婚し、母は、泊まり込みで出稼ぎの

仕事をしており、家には私たち兄弟と

祖父母の4人暮らしでしたから、祖母は

毎週、皮膚科に弟を連れて電車に乗り

治療に通っていました。

そんな弟ですが、年も5歳離れているからか

可愛くって可愛くって、当時テレビが

普及し、マンガを見ている間も弟に

ちょっかいをだして、よく祖父に

怒られていました。

そんな、大切な弟でしたが、17歳で

事故死する、運命とはこの頃は

誰一人として、知りようもない事でした。

 

次回につづく