雄一郎の半生
小学3年生になり、2年までの担任の
先生とは変わり、男の先生が担任となった。
しかし、相変わらず同級生からのいじめは
続いていた。自分は、祖母に育てられていて
幼い時から、友達とはケンカはするな、
悪いことはするな、等と言い聞かされていて
マジメそのもの。そんな昔ながらの
教育をされていたので、友達も出来なかった。
加えて正義心が強くあるので、他の友達が
他の人をいじめていたりすると、直ぐに
間に入るなどの、バカ真面目だった。
友達が出来ないので、家の近くの林の中に
牛か何かの頭部の骨があったので、同級生に
話をしたら、見に行くと言うので、案内したら
たまたま、誰かが片付けけてしまったらしく
骨が無い。すると、同級生が「うそつき」と
皆に知らせて、それからはうそつきの
レッテルが張られてしまった。
それ以外にも、5人の同級生に駅前に
呼び出されたり、みんなから、遊びの帰りに
ガラス欠けや、小石をぶつけられたりもした。
そのうち、女の子まで、いやがらせをする
ようになった。毎日が、地獄のような日々
幼い私には、手を差し伸べてくれる友達も
無く、相談できる大人もいない。
次回につづく