雄一郎の半生
業務用シザーの販売とメンテナンスを
しながら、近県を周り、電話による
予約もこなしていた。多い日は
50丁からの研磨をこなし、手がびりびり、
暑い日は、日射病になりながら、また、
寒い日は、砥石が凍って研げない日なども
あり、楽しいやら、辛いやら。。
そんな日々が3年ほど続いたが、
やはり、給与があったほうが良いなーっ。と
思うようになる。何故かというと、仕事に
出ないと日銭は一銭も入らないからだ。
そんな時に、大手の会社の求人広告を
目にした。手前味噌だが、調理師の
免許を持っていたため、会社の寮で
住込みの管理人の募集広告が
目に入ったのだ。
仕事の内容は、寮の管理と食事の
提供が主な仕事という。
何年も調理はしたことがなく、全く経験の無い
寮の管理の仕事など、出来るだろうか?
不安だが、前に進まなくてはとの思い
から、連絡だけとってみることに、、、
次回につづく。