初日最後は 慈眼院から数分 観音山の途中にあります
洞窟観音へ
券売り場のおばちゃんが 走って戻って来る
もうお客は来ないと思ったのだろう
だって
16時で終わりなので あと15分しかありませんけど どうしますか? と
アタシ : どのくらいでまわれますか?
早くまわれば10分くらいですかね
どうする? Kチュ~
せっかく来たんだし 一応 行く?・・
そうですね。
では 1,600円になります。
( たかっ!・・・
こんなコンセプト・・
多くの人々が共に楽しめる霊場、楽天地を建設しようと決意した
故 山田徳蔵翁によって大正8年着工され、昭和39年、
翁が88才の生涯を閉じる迄の50年間 たゆむことなく工事が進められ完成をみたものです。
動力や土木機械のない時代に、つるはしやスコップなど全て人力で山を抜き、
谷を埋め、池を掘り、石を運び、それはあたかも築城の大仕事にも似た壮大な
ドラマでした。
洞窟内の坑道は、長さ400メートルをこえ、
幾多の巨石銘石を配した洞窟内の大小空間は翁の構想により、
彼岸の楽土をイメージし、深山幽谷を写し、大瀑布、渓流になぞらえ、
それぞれを背景に石彫の名工、楽山が生涯かけて彫刻した御影石の観音像
39体が他の石彫群と共に安置され
神秘的な法悦の世界を繰りひろげております。
洞窟内及び庭園に散在する石仏、石像、石塔の類は
実に100を超す多数にのぼり、異色の景観を呈し、
信仰の森とも云うべきたたずまいを見せております。
翁の傾注し燃焼させたエネルギーは、今、深く静かに沈潜し、昇華して、
訪れる人に無言のうちに 生きることのすばらしさを語りかけているのです。
さ~っと早歩きのKチュ~
「 どうだった? 」
「 結構 すごいっしゅね・・ まあ 観音様 みても分かんないっしゅけど・・
同感です・・
10分後 表へ出た時には 入口シャッターは降り
そこにはもう 誰も居なかった・・
さ ・・ ホテル 行こ・・