所ジョージ君の月額年金は47.000円なんだそうな。
ところが介護保険料の支払い額が月々51.000円らしく、
結果4.000円の支出になってしまうらしい。
入らないどころか出て行く事態に納得が行かないようだ。
4年前(現在は67歳)の所ジョージ君曰く・・・。
齢を重ねるごとに丁寧に生きようって思いますね。
丁寧に、優しく、いい人間になれたらなって・・・。
63歳になって、よりいい人に思われたいっていう
欲が出てきました。全国の方にいい人だと思われ
たい。「あの人はいい人だねって指さされたい」。
いい人間を目指しています。
で、思うのだが、所君は稼ぎがズバ抜けているから介護
保険料が莫迦高いのであり、他人の役に立っている、と
いうことである。
だもの、年金がマイナスになるという事態は喜ぶべき。
なのに、指をさされて「所さんはいい人」と言われたいの
なら、賞状欲しい、勲章も欲しい、表彰されたい、銅像も
建てて欲しいタイプということになる。
だから、世間からはかなりのモテモテでも、私の中では
ちょっと残念な人である。
実は所君の場合、更に介護保険料は高くなりそうだ。
低所得者の保険料を低くして、高額所得者に穴埋めを
してもらう検討を政府は進めているからだ。
益々「いい人になれる」んだから、オメデトウと言っとく。
さて、ここからは国民年金制度に絞って話をしたい。
国民年金は20際~60歳まで個人で支払う年金制度で、
支給額は低く、満額でも月額約65.000円。
この額は、持ち家に住んでいても暗澹たる心持ちになる
金額でしかない。
だから、儲らない事業主で居るよりもサラリーマンの方が
絶対にいい。
儲からない事業主でも、続けるしかない、好きだから続け
るんだ、という人は、「バレないように、うまくやりなさい」と
励ましたい。(うまくやる・・・の意味、わかるでしょ)
現在、20際~60歳まで支払う制度を「20際~64歳まで
支払う制度への変更」が言われ始めている。
でないと、近い将来、満額で約65.000円が約40.000円
にせざるを得ないからだと言う。
この改正案に反発は強いが、数千万円の貯蓄が無い限り
月額65.000円の年金では80歳になっても働かなければ
いけないのじゃないですか。もちろん40.000円でも同じ。
インタビュウされた若者が次のように言っていた。
「年金なんか、もうとっくに期待してないっすから」
随分強気な発言だが、この若者は100歳まで生きる確率
が高いのだ。果たして何歳まで強気で居られるだろうか。
・・・ 実感として、次の点だけは是非伝えたい ・・・
本日の貨幣価値で言うと、持ち家に住むなら月額年金が
8万円でも不満は少なく生きられる。
持ち家がない人は、年金10万円を目指そう。
そして公営住宅に住むのが良い。
年金10万円が貰えるには、厚生年金を30年払うことが
最低条件で、他10年は国民年金を払うということ。
年収が少ない人でも、それが満たされれば大丈夫!
違う言い方をすると、8万円で不満なしと思えるような心
にならないと、一生不満だらけの人生になるのである。
そういう人は12万円でも、きっと不満だろう。
新聞に「Aさんの家計は・・・」と紹介され、「大変!大変」
と不満を訴えてるもの(笑)。