早い人は今日からお盆休みに入るのだろう。
なかなか休めない働き者たちの為にある休暇である。
だから、ゆとりのある爺婆は邪魔をしないようにしたい。
皆が同時に動けば感染確率が高いウイルスなのだから、
賢く振舞いたいものである。
昨夜9時半に月を見ようと思ってベランダに出たら、隣り
の借家の車が戻っていた。
先週の水曜日(3日)に当ブログで触れた「幼い男の子
が救急車に乗せられたものの、それから約1時間も出発
しなかった家」の母親の車が帰ってきたのだ。
丁度一週間振りに戻ってこられたことになる。
もしかしたら明日にも元気になった子供の姿も見られる
かもしれない。お盆休みの前に戻れて良かったね!
さて、盆休みが終わる15日まで生臭い話(政治や宗教)
には触れないことにする。
クレイジーな奴らと毎日付き合うのは疲れるからね(笑)。
だから、旅行に関係する話題にでもしようか・・・と。
昨日気付いたのだが、糖質制限をするようになってから
一か月以上も鮪を食べてない。
鮪を買うということは、御飯ももりもり食べることに繋がる
から買わなくなったのだ。
でも、一か月に一回ぐらいは食べなくちゃ、とも思った。
そこで本日の話題に入ろう。
・・・ 旅で出遭った一番美味しかった魚 ・・・
それは、式根島の民宿で食べた「むろ鯵」の刺身。
式根島は伊豆七島の一つ。30歳前後だったから遠い
昔になるが、あの美味しさは今でも鮮明に覚えている。
観光シーズンではない2月下旬だったから、民宿に客
は私一人だけだった。
潮が引いた時にだけ入れる岩場の天然温泉に入る為
の旅だったが、寒すぎて断念した(笑)。
夕ご飯で出された刺身があまりにも美味しかったので、
民宿の40代の女性主に魚の名前を訊いて「むろ鯵」と
知ったのだった。
耳にしてからも「本当に美味しいね」と言ったら、「くさや
にする魚だよ。くさやも焼いてあげようか」と言われた。
「くさや」が、どういうものか知っていたので、笑いながら
遠慮した。この美味しさを味わっている時に排泄物臭を
かがされたのでは堪らないと思ったのだ(笑)。
あとで知ったが、むろ鯵は比較的足が早く、新鮮な物は
地元以外では手に入らない。であるから、誰もがあの味
を味わうことはできないようである。
刺身は確実に血合いの部分も切り取られずに出されて
いたのを覚えているが、それでも悪い癖がないのだ。
むろ鯵に関しては、もう一つ覚えていることがある。
フェリーで島に降りてから、港周辺を散策したのだった。
その時、フェリー乗り場近くで手拭いで頬被りしながら
大きな浮きを使い魚釣りをしている80歳ぐらいの老女
が居たのだった。
バケツには数匹の魚が居たのだが、あれがむろ鯵だ。
照れくさそうに「晩のおかず」と教えてくれたのだった。
(むろ鯵は大きい方が美味い。お婆さまが釣り上げて
いたのは25cm前後で、少し味が落ちるのかも)
伊豆七島ですから、他の六島でもきっと食べられる筈。
言うまでもないが、ほぼ値段なんか付かない魚だから、
電話で確認をしないと、卓に出てこない可能性も・・・。
わざわざ、それを食べに行く旅にも味わいがある。