原付バイクでツーリングしてきた。
大洲と内子は私の中で有名なので、かつて訪れたことが
ある町だが、八幡浜は今回が初めての訪問になる。
愛媛県の麺文化にもう何も期待しない私ではあるが、八幡浜
ちゃんぽんは長崎ちゃんぽんとどう違うのかを単純に知りたく
なったのである。
「たべログ」で調べたところ、八幡浜ちゃんぽんの老舗が
あったので、そこに行くことにした。
狭い路地にあったので、呆気に取られる(写真1)。
中に入ったら客は誰も居ず、私だけ。いくら月曜でも、まだ
午後一時半なのに、なんか変!
ちゃんぽんを注文する。直感で普通盛り(写真2・3)。
結局のところ、醤油味の野菜タンメンである。
ここ八幡浜の住民に山形県上山市追分食堂の野菜ラーメンを
食べさせたら、八幡浜ちゃんぽんより美味いと言って下さる
に違いない。
以前も書いた記憶はあるが愛媛県の麺文化は、あれもこれも
と悩んだ末、独自性が出せないのだ。そして結果は中途半端。
もっと言うと、長崎ちゃんぽんに失礼な商品なのである。
全く別物だから、野菜ラーメンと比較してしまうのである。
四国という島国のしかも南端に位置する八幡浜は世間知らず
なのである。
八幡浜衆が知っているのは九州だけ。ここから大分県まで船が
出ているのが証拠である(写真4・5)。
「ここから船に乗って長崎に観光に行き、八幡浜ちゃんぽんが
産まれたのだな」と勘繰られる。そして的中しているのだ。
随分こき下ろしたが、南予まで食べに行く人も居るのだから、
がっかりしないように予めお伝えしておくのだ。
読んだ人は期待しないで済むだろうが、東北人2・3人にしか
伝わらないのが残念ですこと。おほほほほ~。
港から近いところにある明治橋(写真6)。
現在の橋は昭和の初めに出来たもので、デザインは昭和のもの。
ただいま修復中なので、橋の下に職人さんが居るのが見える。
最後に大洲城の写真を何枚かアップする。
城は肱川(ひじがわ)沿いに建っている。
肱川は鮎で有名。
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