⭕バナナの日(8月7日 記念日)
東京都千代田区内神田に事務局を置き、バナナの輸入調査統計や安全性の知識普及に関する活動などを行う日本バナナ輸入組合が制定。
日付は「バ(8)ナナ(7)」と読む語呂合わせから。
果物で一番の輸入量を誇り、健康にも良いバナナを食べて暑い夏を元気に乗り切ってもらいたいとの思いと、バナナの消費拡く大が目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
日本バナナ輸入組合(Japan Banana Importers Association:JBIA)は、1965年(昭和40年)6月15日に設立された団体。バナナの輸入調査に関する統計資料の発行や配布、消費者やメディア、関係者に対するバナナの安全性やバナナの栄養・機能性の情報提供などの活動を行う。
バナナについて
バナナ(banana)は、バショウ科バショウ属の植物で、その中でも果実を食用とする品種群の総称である。また、その果実をバナナと呼ぶ。別名、甘蕉(かんしょう)、実芭蕉(みばしょう)とも呼ばれる。
東南アジアの熱帯地域が原産で、マレー半島から他の熱帯地域へ伝わったとされる。生食用と料理用に分かれ、世界に300種類以上あると言われている。バナナの生産量は、インドや中国、インドネシア、ブラジル、エクアドル、フィリピン、アンゴラなどが多い。
バナナの生産地は熱帯・亜熱帯地域に分布し、赤道を挟んで南緯30度から北緯30度の間で栽培され、この地域は「バナナベルト地帯」と呼ばれる。日本の輸入バナナの多くはフィリピン産で、他にエクアドルや台湾からも輸入される。
バナナの栽培の歴史はパプアニューギニアから始まったとされる。パプアニューギニアは、南太平洋にあるニューギニア島の東半分及び周辺の島々からなる国。日本へは台湾から伝わったと言われている。
現在では「種なしバナナ」が一般に販売されているが、フィリピンやマレーシアなどでは野生の「種ありバナナ」が残っており、現地の人は食べている。東アフリカや中央アフリカでも小規模ながらバナナ栽培が行われており、主食となる重要な作物になっている。
一般的なバナナは果実の長さが15~17cm程度。主にフィリピンから輸入される長さが7~9cmの小さめのバナナは「モンキーバナナ」とも呼ばれる。また、南九州・沖縄県では普通よりも短くて小さい「シマバナナ」という品種が栽培されている。
日本において古くはバナナは芭蕉(ばしょう)と呼ばれた。俳諧師・松尾芭蕉(まつお ばしょう、1644~1694年)が俳名を「芭蕉」にしたのは、門人の李下(りか)から芭蕉(バショウ)の株を贈られ、大いに茂ったことにちなむ。