七時半、開店いちばん暖簾を潜り券売機に千円一枚きつね蕎麦に大盛り。
二枚のチケット、カウンターにそっと置き “ 温っで ”
まってる間に 小梅をひとつ、口中に放り込み暫し瞑想。
きつね大 おまちぃ
すかさず カウンターに歩み寄り 盆に乗った きつね蕎麦
そっと 小脇に お冷を配置
オープン 一番 がらっがらの店内 一番奥の席を確保
“ ゆづ七味 ” を シャシャシャっと しゃしゃしゃっと 目いっぱいふりかけて
これまた 手つかず うぶな葱壺引きよせて
これまた 目いっぱい積み上げる
両手 しわ と しわ を ちゃんとあわせて
“ いただきます ”
“ むむ 店長 腕あげたなっ ”