桜蕊降る土手のうえから

休肝日　初日の早朝覚醒　睡眠不足
いつもの如く　尿意に起こされ
そっと抜け出す　寝床に別れ
手すりに縋りつき　階段くだり
静かに便座　しゃがみ込む
外はまだ　まっくらで
隣の室外機すら　寝静まる
本でも読むかっと　時計をみれば
魔物が跳梁　丑三つ時

いくらなんでも　起きるには
常識外れっと　ため息一つ
ちょっぴり肌寒い　リビングで
ブランケット　包まって
まばたきしたら　時計は五時過ぎ
夢の中で　夢をみて　夢かと思って
眼が醒めたら　夢の中
ッチ　また目がさめた


おはよう！　時代劇　暴れん坊の将軍も
事件解決　馬に乗ってまた明日

ちょいと早めに家をでて　出社途中のかわっぺり
ながれる雲　朝日をあびて
清々しい　風をうけての寄り道
さらさら流れる　隅田川　川っぺり

『せつな たせつな ろうばく むこりった 』

桜の葉　風に揺れ
濡れたアスファルト　汚してる
タンポポ　綿毛　蹴り飛ばし
しかたねぇ　しょうがねぇ
寄り道終了　出勤再開
どうやら本日　晴れ模様


かぁ～わがぁ　流れて　やぁ～まがぁ　逆立ち
ばってん　わかれみちぃ～

ちょん　ちょん