慮ってトートロジー

刷毛で撫でた　空に雲
しらふの月曜日　起床は五時
気合一発　蹴とばす布団
その反動で　起き上がり
着地を決めたら　立ち眩み
落ちないように　手すりにすがり
いっぽ　いっぽ　慎重に
降りる階段　おっかねぇ
俺を見上げる　アラサー娘
鉢合わせの　洗面所
気まずい空気を　深呼吸
鼻から吸って　口から吐いて

ひっひっふー　ひっひっふー

おはよっ　おやすみ　交差点

窓の外から　日差しがこぼれる
どうやら　天気は良いようです
じょじょに　じょじょにの連休明けは
余裕をもっての　暖機運転　アイドリング

“　気をつけて　いってらっしゃい　”

背中できいた　娘の声に
元気をもらう　五月病

寄り道　息抜き　散歩道

青い空が　ブルースカイ
長い休みは連休でした
稼ぐに追いつく　ブラック企業
朝から隣の　型枠大工
連休しっかり　休んだようだ
いつにもまして　ハンマーが
休み前より　喧しい



あぁ　五月病
花粉症　おわってはじまる　季節の病
アクリル板では　防げない
ワクチンだって　やく立たねぇ
せめてマスクで　顔かくし
泣き顔だけは　みせれない

なっ　相棒

つゆ梅雨するなよっ月曜日

どっしゃどっしゃ　土砂降り　月曜日
ながい休みはおわったよ　
しゃきっと　出勤きめたいが
足元ぐっしょり　気分は沈む
アクリル板　はずしたら
マスクはずして　元気に挨拶

おっはよぉおおお　さん

うわっつべりの　やる気と根気
むりやり吐き出す　元気玉
コロナも今日から　ただの風邪
ルール変更　現状移行
休みは終わった　働こう










新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが８日
これまでの「２類相当」から季節性インフルエンザと同じ「５類」に移行した。
行動制限に関する法的根拠がなくなり、感染対策は個人の判断に委ねられる。
感染者の国内初確認から約３年４カ月。
コロナ禍から脱却し、社会・経済活動の正常化に向けた大きな区切りとなる。

長いお休み御苦労サン、五連休最終日。

終わり悲しむ涙のような

雨がシトシト　降ってます

酔っ払い　ゆう飯食わず

寝落ちして　朝の六時に目をさます

頻尿　早朝覚醒　便座に座り

小窓眺めて　雨音きいて

黄金週間　最終日

若干　体重減っている

呑んだくれ　ダイエット

本でも出せば　売れるかな?

ため息一つ　便座の上から

朝一番の　メッセージ

痩せた?　窶れた?　やれやれか?

落ちない体重　下がらぬ血圧　尿酸値

生きているのは　身体にわるい

腹八分目　程々　目指せ

何はともあれ　最終日

ほぉ～ホォわぁっ　ほぅほぅ

ほぉ～ホォわぁっ　ほぅほぅ

雨音　鳴き声　最終日

ゴールデンウィークが過ぎてゆく

便座の上　ボクを残して

ほぅほぅわぁ　ほっほぉ

四の五の言わずに今日から!!! 俺は夏仕様

連休四日目　残る休みは　あと二日

立夏　そのタイミングで脱ぎ捨てる

長袖シャツ　ズボン下

洗濯機に　叩き込む!!!

そう　立夏　

はじめま　初夏

やりま　初夏

おっととっと　夏で初夏

我が家　厠ミュージアム

アルチンボルド　春〜夏　衣替え

連休出かけっぱなしの　娘が帰宅

二日酔いだっと　御立腹

強い風が　吹き抜ける

湯船に沈んで　眺めてる

残り湯使って　洗濯開始

連休も後半戦　テレビで渋滞眺めては

ソファーに沈んで　お茶啜る

あと数時間たったなら　

お茶が　おちゃけに姿をかえる

それをのんびり　待っている

あと二日　二日酔い

三日目五日の映画三昧

嫁は仕事に出かけて行った　長い休みのド真ん中
おれは一人　地下鉄乗って　映画鑑賞
シングルライダー　おひとり様

ひとりぼっちでお休みは　お昼になったら酒呑んで
おやつの時間に　眠くなり
夕方　夕焼け　おやすみなさい
御帰宅　嫁の呆れ顔が目に浮かぶ

ならば元気に出かけよう！！！
黄金週間　ド真ん中
お楽しみはこれからだ！！！　







良い天気　散歩道　たなびく鯉

ぼんやり眺めて　出遅れた

けっこう並んだ　列にくわわり

入賞ならず　日陰で　待ってる

　

【サム・メンデス×マーティン・マクドナー　物語のはじまりは、人生の夕暮れから】

イニシェリン島の精霊　The Banshees of Inisherin

マーティン・マクドナー監督作品
2022年／イギリス・アメリカ・アイルランド／114分／DCP／PG12／シネスコ

“　すべてがうまく行っていた、昨日までは　”

舞台は1923年、アイルランド西海岸沖のイニシェリン島。
内戦に揺れる本土とは対照的に、のどかな平和が保たれたこの島の誰からも愛される素朴な男
パードリックが、親友コルムから突然絶交を告げられる。
理由さえわからず困惑したパードリックは、賢い妹シボーンや若い隣人ドミニクを巻き込んで関係修復を図るが、
コルムは頑なに彼を拒絶。
やがてコルムは「これ以上俺を煩わせたら、自分の指を切り落とす」という恐ろしい最終通告を
パートリックに突きつけ、両者の対立は想像を絶する事態へと突き進んでいくのだった…。

エンパイア・オブ・ライト　Empire of Light

サム・メンデス監督作品
2022年／イギリス・アメリカ／115分／DCP／PG12／シネスコ

“　人生を照らす光は、きっとある　”

1980年代初頭のイギリスの静かな海辺の町、マーゲイト。
辛い過去を経験し、今も心に闇を抱えるヒラリーは、地元で愛される映画館、エンパイア劇場で働いている。
厳しい不況と社会不安の中、彼女の前に、夢を諦め映画館で働くことを決意した青年スティーヴンが現れる。
職場に集まる仲間たちの優しさに守られながら、過酷な現実と人生の苦難に常に道を阻まれてきた彼らは、
次第に心を通わせ始める。
前向きに生きるスティーヴンとの出会いに、ヒラリーは生きる希望を見出していくのだが、
時代の荒波は二人に想像もつかない試練を与えるのだった…。

ど真ん中の三日目　金曜日

帰って　風呂って　酒のんで

まだまだ連休だ