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合言葉はヒュッゲ

わたしの記憶が確かなうちに

簡単な設問に答えるだけで、AIが認知症の診断を下す事が可能だとのニュースを見た。

認知症は、超高齢化社会に大きな影を落とす病。

年齢を経ると共に、誰もが認知症へのリスクを抱え、誰もがその日を恐れている。

記憶力、集中力、判断力の低下、そして認
知の歪みにより、生活能力は著しく落ちる。

金銭管理、今まで出来ていた簡単な動作や
手続きも困難となり、普通の暮らしが立ち行かなくなる。

妄想を伴えば家族への暴言、理不尽な怒りもぶつけられ、周囲は疲弊し傷つく。

私ももう若くはなく、いつか自分の身の上にも降りかかるのではないかと不安になる。

「その時」が来たらどうしたら良いのだろう。

この本は、わずか46歳で若年生アルツハイマーを発症したクリスティーン・ブライデンの手記。
当事者活動の担い手として、世界各国での啓発活動を続けている。

認知症=何もできなくなり、人格崩壊、取り巻く世界が破滅するといったイメージが強いが、認知症になってからでも、必要なケアを受けながら、持てる限りの自身の能力を活かし、できる限りポジティブな生き方を目指す事で光を見つける事ができる。

すごいよね。彼女だけでなく認知症の当事者活動を精力的に続けている人が注目されるようになった。

その人の意思に沿って、暮らしを工夫することで、住み慣れた街でこれまで通り生きていける。生きていきたい。

そんな風に思える一冊です。
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