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合言葉はヒュッゲ

恋は3つのing

先週放映の寅さんは第29作。マドンナは石田あゆみでした。昭和57年公開です。

石田あゆみって、薄幸な役がよく似合う。
夫に先立たれ、幼い娘を養母に預けながら陶芸家の元に出稼ぎに来ていました。

寅さんはその陶芸家と仲良くなり、石田あゆみ演じるかがりと出会います。

今回は、寅さんからでなく、マドンナかがりから寅さんにアプローチ。

実家に帰ったかがりを励ますために丹波半島を訪れた寅さん。傷心だったかがりは心を揺すぶられます。

離れの納屋に寝床があり、島での貧しい暮らしぶりがうまく表現されています。かがりは寅さんの寝床を覗き声かけ。でも寅さんにかがりを口説く勇気はなくて寝たふりを。

子どもか?せっかくのチャンスなのに、随分紳士だねえ。

もどかしさを抱えながら、二人は翌朝別れます。その後、かがりは葛飾柴又のとら屋を訪れ、寅さんにデートお誘いのメモを渡す。

浮かれまくった寅さん、なんて素直な喜び様。日曜を指折り数え、待ち合わせ場所の鎌倉あじさい寺へ。

しかし、せっかくのデートの場に甥っ子の満男を付き添いに。

こりゃ、女心は白けるよね。

ちなみに満男役は子役時代の吉岡秀隆。さすがにこの頃から光った演技を見せてます。

子連れデートの最中、海を見つめながらかがりは言う。

寅さんって、島へ来た時と違う人みたい。
私が会いたいなって思った寅さんは、もっと優しくて自由で気ままで・・・

かがりは自分が追い求めていた寅さんの偶像に気づきます。

そして、デートの後、そのまま丹後へ戻る。
かくして、寅さんとの短い恋はジ・エンドとなりました。

恋には3つのIngが必要だと言われてます。
timingタイミング happeningハプニング feelingフィーリングです。

寅さんが恋を成就出来ないのは何故なのかしら?いつも3つとも揃っているはずなのにね。







コメント一覧

199522gioji
ありがとうございます😊映画が大好きで自身でミニシアターを開きたいくらいのマニアです。良い映画があったら教えてくださいね。
1948219suisen
私は見ていない映画でしたが、映画を見たような上手なご紹介でした。ほんと、いしだあゆみさんは薄幸な女性が似合いますね。
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