安曇野には美術館があるようですね。行ってみたいな。
この絵本の醍醐味は、繊細な描写と大家族のつつましい生活を通した絆。
14ひきの一人一人【一匹一匹】を丁寧に描き、美しくも過酷な自然との共存に、作家いわむらかずお氏の愛情と気迫が込められています。
両親、祖父母と10匹のきょうだいねずみの中で、私が一番好きなのがさっちゃん。
きょうだいは数字のつく名前で構成されています。子どもにもわかりやすいね。
なにげない日々の生活をテーマに、ささやかな出来事を家族皆で楽しんでいる。まさにヒュッゲな暮らしぶり。
シリーズの中に「14ひきのおつきみ」という作品があります。
中秋の満月を家族皆でお団子作って支度、絶景を楽しめる場所へ移動し、眺める内容ですが、おつきさまが出てくるまでの過程をゆっくりゆっくり描いています。
そして、念願のおつきさまとの出会い。大きな月の美しさ、神々しさには、息を飲むほどの迫力があります。
宝物にしたい一冊です。