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合言葉はヒュッゲ

映画 ストーリー・オブ・マイ・ワイフ

憧れのマルタ共和国が舞台だと知り、観て来ました。

船乗りのヤコブは航海に人生の大半を継やしてきたが、衝動的に結婚を決意。しかも決まった相手がいるわけではなく、友人とカフェで話をしているうちに思いつき宣言。「次に入って来た女客にプロポーズする」と。

そして、ヤコブの予想を遥かに上回った綺麗で妖艶な女リジーに声をかける。

【こんなの普通ありえませんよね?まあこれが映画の醍醐味か?】

リジーは見知らぬ中年男からのまさかのプ
ロポーズをすんなり受ける。さほど戸惑いもなく。そこにリジーの感情の揺れは見られない。

そして2人は夫婦になるが、ヤコブは船長なので、長い航海で家を空ける事が多く、2人は互いを知る間もなく時間が過ぎてゆく。

リジーの前に愛人らしき男が現れ、ヤコブの心は嫉妬にかき乱される。そして、ヤコブにも若い娘が恋焦がれ、リジーはヤコブにその娘と付き合うように助言する。

互いの不倫を容認しているのか、試しているのかわからないような展開で物語はダラダラ続く。

時代は1920年代との事だが、あまり古さを感じず、ドロドロした男女のもつれに対して、マルタやハンガリーの美しい景色だけが癒しとなる。

感情表出がなく、育った背景なども不明なリジー。いつもけだるそうで、全てにおいてやる気のない彼女が、時々ヤコブに対して涙を見せる。

あれは何の涙なのだろうか?

ヤコブはリジーの派手な生活ぶりに翻弄され、手持ちの株券まで奪われて逃走される。そのリジーを追いかけ、不倫相手をぶん殴りリジーに誓約書を書かせる。

2人が別れた数年後、ヤコブは街でリジーを見かける。懐かしさに居ても立っても居られず、リジーの知人に電話をすると、リジーは既に死んでいると聞かされ驚愕。

あれはリジーの亡霊で、ヤコブに会いたくて現れたのか?

なんとも不思議な感覚の映画。結局2人は愛し合いながらもすれ違い、その気持ちを確かめ合えず終わったという事なのか?

純愛でもなく、激しい愛でもなく、ミスマッチな男女はやはり最終的には同じ箱の中では暮らせないって事なのかな?

はてな、はてなの作品でした。
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