写真は昨夜の肴、味の素の生姜餃子。生姜がたっぷり効いていてさっぱりジューシー。焼き加減も間違いなくきれいで優れもの。冷凍餃子って重宝ですね😃
マドンナは壇ふみ、寅さんの物語というより甥っ子満男の恋愛成就がテーマでした。
タイトルは「ぼくの伯父さん」北杜夫の小説にも同タイトルがありましたね。
浪人生満男が恋する高校の後輩女子生徒、泉役を後藤久美子が演じています。
かわいいですね。制服姿とおさげ髪がよく似合います。
満男の赤ら顔【アトピーかな?】は気弱な性格を醸し出し、大きなバイクを操って東京から佐賀へ旅する逞しさとは少しギャップが。
泉の家庭環境は複雑で、両親は離婚。その後、名古屋で水商売を営む母に引き取られますが、母との暮らしを拒み佐賀に住む叔母夫婦【壇ふみと尾藤イサオ】の家から高校へ通っています。
満男は泉から引越ししたとの手紙をもらい、彼女を励ますために家出までして佐賀へ向かったのです。
二人の恋は寅さんの後押しで実りますが、全編寅さんの出番が少なくて、ファンにとっては物足りない印象かも。
満男はアウトローの寅おじさんから人生を学び、旅をして成長。めでたしめでたし。
次作からも泉の出演があり、寅さんの作品の中に、満男の人生がウエイトを占めていく予感がありますね。
公開時は平成元年年末です。41作もこの年の夏公開。一年で二作封切りとは勢いがすごいですが、一作品で東京を入れて三〜四箇所ロケ地巡りが当たり前ですから大変ハードだったかと思います。