
《マイナ保険証の利用率が進まず焦りの河野デジ大臣》
河野デジ大臣が自民党所属議員に「マイナ保険証で受け付け出来ない医療機関があったら報告して欲しい」とする文書を送付していたことを4/19日毎日新聞が報道した。
河野は「マイナ保険証が利用できず、紙の保険証を持ってきて欲しいと言われ、マイナ保険証が利用出来なかった」の問い合わせが確認されていると述べた。
そして「医療機関はカードリーダーを設置し、マイナ保険証を受け付けることが義務化されている」など苦言も呈したと云う。
現にマイナ保険証の利用率は5~6%台から進捗が無い。
利用率が進まないのは、「利便性を感じなくシステム上の不具合が続出」しているからで医療機関の問題ではない。
河野はそれを医療機関のせいにして、密告しろと勧めているのだ。
責任を全く取ろうとしない河野の傲慢さが露骨にわかる酷さだ。
《利用率が上がると医療機関が大混乱になることも》
昨年1万6千件もの様々なミスや誤表示等が発覚したが、たった5%程度の利用でこれだけの不具合を生じているのだ。
利用率が上がれば上がるほど、ミスや不具合が多く見つかることになる。
カードリーダーで本人確認や顔認証が出来なかったり、他人だったりすることもある。
他人だと負担額が10割にされて、窓口でトラブルも起きてくる。
マイナ保険証しか持っていないと、こうしたトラブルが必然的に起きてくる。
しかし、現行の保険証を見せればトラブルや不具合は起きない。
だから、仕方なく二枚持ち歩くことになる。
そこで、マイナ保険証の欠陥を知った国民は現行の保険証が楽で便利と分かり、二枚を持ち歩くことは危険なのでマイナ保険証は利用しないのだ。
利便性が高くてトラブルも無く使いやすいのはどれなのか一目瞭然だ。
《マイナ保険証の利用増やした医療機関に20万円支給》
武見厚労相は4/9に「利用率に関係なく現行の保険証を廃止」すると明言し5~7 月をマイナ保険証利用促進強化月間と定め、利用者を増やした医療機関に最大20万円、診療所や薬局には10万円を支給すると公表した。
ポイントだの一時金だのバカ丸出しの子どもだましの政策だ。
医療機関(全国保険医団体連合)はマイナ保険証に対して、当初から一貫として反対の立場を貫き、健康保険証廃止撤回を求め闘っている。
こんな役立たずのマイナ保険証は即刻廃止すべきだ。
与野党国会議員の多くは、国民目線を持ち合わせないレベルなので即刻廃止運動をしていない。
やってもせいぜい11月ごろになって、アリバイ的に国会前闘争とかでお茶を濁す程度が予測される。
今できることは
①マイナンバーカードは作らない
②既に作った方はマイナ保険証に申請しない
③マイナ保険証になっていても医療機関で利用しない
④現行の保険証を使う 資格確認書も届く
マイナ保険証が無くても困らない。
五年間は医療機関に安心して行けるし大丈夫!!
五年間頑張っていると政権交代で状況が変わることもありうる。
2024/6/05
<デラシネ>