2024.12.7 グレートトラバース田中陽希講演会記
12月7日 プロアドベンチャーレーサー田中陽希さんの講演が行われた。
会場は八代市妙見町の宗覚寺だ。私の家のすぐ前で本堂の祭壇前で開催された。
午後2時半ごろから参加者が集まり始め午後3時には本堂はいっぱいになった。
私はグレートトラバースの番組が大好きで、「グレートトラバース 日本百名山ひと筆書き」から「グレートトラバース 3日本三百名山一筆書き」までほとんど見ているマニアだ。
このようなチャンスはめったにない。それも家の前だ。山楽八代の会のメンバーも参加していただいた。ラッキーの一言。最後はご褒美の2ショットまでいただいた。
講演はグレートトラバース前の話題から始まった。パワーポイントを使い動画を交えながらの話だ。講演はTeam EAST WINDのメンバーとして2008年から2024年7月まで活躍したレースの話から始まった。パタゴニアの地図にない平原の走破や仲間との葛藤や南アフリカのレースやリーダーとしての悩みなど幅広くスライドと動画を交えながら説明してくれた。
しかし、みんなはどうしてもグレートトラバースの印象が強い。後の質問もそこに集中した。
話題の中で、なぜグレートトラバースが誕生したのかの話が面白かった。(ここでは解説を控える)
2014年、208日11時間かけて日本列島に点在する日本百名山を南から北へ徒歩と海峡区間はカヤックだけで全行程7,800kmを人力踏破する「グレートトラバース 日本百名山ひと筆書き」を達成。ひたすら自分と自然との戦いで踏破することの達成感が自分の支えだったと。
2015年から始まった「グレートトラバース2 日本二百名山ひと筆書き(8,000km踏破する)」では知名度が高くなり多くの登山者の出会いで、登山の楽しみが薄れはじめ、登山者の期待が大きかった分悩んだことや、登山者に迷惑をかけたのではないかなど、心の葛藤があったことを話してくれた。
2018年から2021年8月にかけて、すでに踏破した百名山・二百名山に加え、日本三百名山に選定されている全301座を一度に南から北へ踏破する「グレートトラバース3日本三百名山ひと筆書き」を1,310日間挑んだ。ゆっくりと山を楽しみ、地域の人たちとの触れ合いを通じて大きな心でグレートトラバースを達成できたことの喜びを伝えていた。
移動中ではよく日野正平さんに間違われていたとか。(同じ時間帯に放送があったからだそうだ)
質問では落雷での恐怖体験段を聞いたり、黒部湖のボートでの移動(唯一人力ではなかった)時の気持ちや、同行されたカメラマン・スタッフの方々への話があった。
撮影は過酷であったと。今年2024年7月K2で亡くなった登山家、平出和也と中島健郎さんは、グレートトラバースのカメラマンとして活躍していた。特に平出和也はピオレドール賞を4回受賞している世界最高峰のアルピニストだ。このような人に支えられて撮影が行われていたとはすごい番組だと痛感した。
普段見られない映像の数々に驚かされた講演でした。お二人には御冥福をお祈りします。
最後は記念写真撮影とサイン会があった。サインをもらった中嶋さん大感激。
私も2ショットをいただいた。とても聞けない話を聞いたり、レジェンドに会えたことは最高の1日になりました。まだ見たことのない方はぜひグレートトラバース1・2・3を
田中陽希さんの紹介 お堂の中で講演
自分の紹介とアドベンチャーレーサーとしてのチーム「Team EAST WIND」の紹介
各質問に答える田中陽希さん
誰でも気さくに答えてくれる田中陽希さん
山楽八代の会のメンバーとの撮影
私との2ショット 宝物になった
中嶋ご夫妻とのショット
弟との2ショット
色紙にサインをいただいた中嶋さん
これがご満悦の表情です
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