古天気学 A

明治時代以前の日本のお天気や地震また天文関係の資料を収集中

初鳴き 郭公「享保日記」享保十六年四月八日 天気編

2019-01-12 11:36:06 | 古天気学

初鳴き 郭公「享保日記」享保十六年四月八日 天気編 

2019年1月12日 土曜日  天気 晴  曇  寒  

今日は、雪が降るのか 
 
「享保日記」享保十六年四月八日

一、郭公之初音、四月八日朝家内聞く。」を検証する。

「テータ変換」

年月日 享保十六年四月八日 → 1731年5月13日 

場所 水戸 → 茨城県水戸市 

天気種類 郭公初鳴き → カッコウ初鳴き

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)と古天気学データベース(KTDB)で検証

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)

享保十六年四月八日 → 1731年5月13日

弘前 晴 
八戸 曇 
盛岡 曇 
日光 曇(雨) 
東京 曇(雨) 
八王子 雨 
鯖江 雨   
伊勢 晴(雨) 
池田 曇(小雨) 
津山 雨 
鳥取 雨 
諫早 雨 
臼杵 小雨

古天気学データベース(KTDB)

弘前 晴 

「検証結果」

年月日 享保十六年四月八日 → 1731年5月13日 

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)天気記録有

場所 水戸市 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸市の天気記録無

天気の種類 カッコウ初鳴き 

「データ整理」

享保十六年四月八日 →  1731年5月13日

弘前 晴  
八戸 曇  
盛岡 曇  
日光 曇(雨) 
水戸 カッコウの初鳴き 
東京 曇(雨) 
八王子 雨  
鯖江 雨    
伊勢 晴(雨) 
池田 曇(小雨) 
津山 雨   
鳥取 雨    
諫早 雨    
臼杵 小雨  

「検証結論」

四月八日(1731年5月13日) 日光の天気は、曇(雨)  東京の天気は 曇(雨) で、水戸の天気は、曇(雨) で、カッコウの初鳴きがありました。


享保年間のカッコウの初鳴き平均(享保六年から享保十三年 享保十六年 14年間の平均)月日は 西暦5月13日頃です。

享保十六年四月八日(1731年5月13日)は平年カッコウの初鳴きは、0日で、平年と同じことが分かりました。

水戸の月平均の気温・一日の最高温度や最低温度とカッコウの初鳴きの関係が解れば大変興味がわきます。
茨城県水戸市でのカッコウ初鳴き大変貴重な資料です。

郭公初鳴き

享保六年四月廿一日 → 1721年5月16日(+3日)
享保七年三月廿八日 → 1722年5月13日(±0日)
享保八年四月二日  → 1723年5月6日(-7日)
享保九年四月二十四日 → 1724年5月16日(+3日)
享保十年三月二十六日 → 1725年4月28日(-15日)
享保十一年四月十二日 → 1726年5月13日(±0日)
享保十ニ年三月廿三日 → 1727年5月13日(±0日)
享保十三年三月廿七日 → 1728年5月5日(-8日)
享保十六年四月八日 →  1731年5月13日(±0日)

カッコウ(郭公、Cuculus canorus)とは鳥綱カッコウ目カッコウ科に分類される鳥である。日本には夏鳥として5月ごろ飛来する。

昔の天気は大変面白いですね。

茨城県水戸市での大変貴重な天気資料です。

コメント
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